本当の良いコーチ

手を抜かないコーチ降臨!

「当たり前」と思われる方も多いと思いますが、同業者になるとこのような意味合いがすごく心に突き刺さります。

駆け出しの若いコーチは一生懸命さが売りです。
ベテランのコーチはレッスンをうまく回す、完結させることにたけています。

しかしながら、ベテランになればなるほど体を引き締め、誰よりもレッスンに一生懸命でコートを駆け巡り、ボールを拾わなければいけません。

「若いねぇ〜」は若者への卑下たる賛辞に聞こえる一方で、もはや手に入らない過去の憧憬に他なりません。

一方で、学ぶこと、考えること、歩み続けることこの3拍子が若い頃には必要になってきます。

◎要領でレッスンをしていない
◎浅はかな教科書通りのアドバイスをしない
◎「相手を見て」その人が打ちやすいようにしっかり足を動かして配球する
◎ピンポイントで思うところにボールが行かなければ「すみません」と謝る

漠然と配球をして「取れる、取れる」と己の非を認めない愚行をする指導者もいる中で、形而上的なこの2つの差は受け手にとってどのように映るのでしょうか。

私の経験上「人をしっかり見ている」人は前者を、「言葉のみを気にしている」人は後者を崇拝する傾向にあります。

もちろん、盛り上げる場合にはこの「愚行」は激励の言葉となります。

判断基準は、「受け手の感情」にやります。

やはり大切なのは、前者の全力感でしょう。

お客様に言葉で心地よくするか、行動で心地よくするか、この「質」は100あれば、そのレッスンの雰囲気/人数/メンバー/レベルなどによって割合は変わると思います。

しかしながら、スポーツである以上、1人で行動/判断/決断をしていかなければならないテニスである以上、(ダブルスの場合は2人)動くコーチが最終的には技術の向上に、試合の1勝に貢献するのだと思います。

若いコーチからは忘れかけていた「大切な何か」をいつも感じ取らせてもらえます。

本日は、飯島コーチ。大人のレッスンを見ながら我が身に返ってしみじみと「彼には僕が忘れかけていた、コーチ業が長くなることで自信がついた反面、スコトーマになっていた大切な基本」を感じざるをえませんでした。

選手とコーチの両立は無名選手にとっては不安と期待に添いや不安の方が多い日々だと思います。
しかしながら、この信念の強さとまっすぐさは、上杉鷹山を彷仏させます。

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