子供が不幸にならないために

子供を不幸にする一番確実な方法は何か。
それをあなた方は知っているだろうか。
それはいつでも何でも手にいれられるようにしてやることだ。

「社会契約論」で有名な哲学者、ルソー(本名ジャン=ジャック・ルソー)の名言です。

◎本当にその子にとって、それは必要なのか?
◎本当にその子は必要としているのか?
◎本当にその一挙手一投足で将来がプラスになるのか?


何かを始めるときに必ず最低必要限に用意しないと駄目なものはあります。

例えばテニスにおいてはテニスシューズ、テニスラケット、スポーツウェアなど。
ガットやグリップは使用頻度に応じて変える必要が出てきますが、ウエアーやシューズ、時にはラケットでさえも必ずしも最新のものである必要かない場合もあります。

欲しいものがすぐに手に入ると言う事は、手に入らない人から見て一見、幸せなことのように思えますが、何でもかんでも苦労せずに手に入ってしまえば、自分自身の考える力を失ってしまいます。

他の人から見れば気がつかない位の小さなハードルにさえつまずいてしまう可能性もあります。

具体的には、思春期の子供に例えてみるならば、僕はあの子が好きなのにあの子は好きになってくれない。振られた挙句に「僕のどこが悪かったの?」と平気で聞いてしまうような無粋な輩になる可能性もあります。

例えば、この友達と仲間になりたい、あの輪の中に入りたい、グループに所属したいなどと考えたときに、権威ある人間(学校の先生や親、指導者に準ずる人々)が「〇〇君、〇〇ちゃんと仲良くしてあげてね」といっても目に見える形だけは成立しているように見えますが、内面的なつながりは希薄なものになってしまいます。


「与える」と言う行為は、物品はもちろんのことですが、きっかけや、チャンスなどの目に見えない要素も含め成立する事象だと思います。


「成績を残す」と言う事は文武問わず、その規模が大きくなればなるほど第三者的要素が大きく本人にのしかかってきます。

◎その時に、どのように乗り越えていくのか?
◎その時に、どのように取り組むべきなのか?
◎その時に、どのように考え抜くのか?これは、

与え続けられた人間には難攻不落の城であり、叶わぬ願いとなってしまいます。


「与える前に必要なこと」それは、どのようにすればその願いが叶うのか?毎日(毎回)の会話の中から「察する力/思いやる力」のフィルターを通しつつ導くための「きっかけ」をその都度、示唆したりほのめかしていく必要があるのだと思います。

子供を指導するにあたって1番気をつけたいこと、「その子は一体今何を目指そうとしているのか」これをいち早く察することで、少しずつ1ミリでも2ミリでも進むことができるように導くことだと思います。

うまくいかなくてあきらめがちな子には、すぐに諦めてしまう態度に対して指摘をします。
少しうまくいけば、成長しする前の自分自身に打ち勝った事実をさらっと伝えます。

ある程度上手く行っても、ふざけてしまうような子には、試合で将来的に勝ちたい子だった場合は試合を彷彿させるような苦言を呈します。

集中力が切れてプレーが散漫になる頃には、そのきっかけとなる少し気持ちが抜けたときの現行犯を指摘して、プレーが上手くいかなかった時にフィードバックできるように伝えるようにしています。


千差万別、人それぞれ、「きっかけ」のタイミングは実に奥が深く難しいものです。
同じ食材で料理の鉄人と一般人が調理したとしても、具材やスパイス、隠し味を入れるタイミングによってその料理が雲泥の差になる如くです。


きっかけ作りの鉄人目指して精進したいと思います!


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