テニスにおける具体的な脱力方法

脱力の極意。

合気道を学んでいる視点から考えたときに、テニスのボールを打つときに「手」が打球のときの感覚を直接的に意識をしてしまうと「力み」が生じてしまいます。

力んでしまう事は運動連鎖の減速意味してしまいます。当たったと感じることでブレーキをかけてしまうと言うことです。

サーブでもレシーブでも、ボレーでも、ストロークでも、スマッシュでも、すべてのショットで同じことが言えます。

では、具体的にどのように力を抜いていくのか?
直接的な技術ではなく、間接的に脱力をレクチャーしていきたいと思います。

①人差し指を少し離して第二関節を伸ばしているイメージを持つ

→腕を伸ばした際に、人差し指を伸ばしてまっすぐしてみましょう。この時、腕の強度が最大限強くなります。この感覚を打球するときに持ち合わせていると良いと思います。
グリップを握るときに人差し指が離れているのはその理由もあります。


②フィニッシュを意識する

→最後の形はどのようにしたいのか?
これをイメージすることで通過点である打球時の力みが緩和されます。
脳機能科学における、なりたい自分のイメージと同じです。
最終的な形をイメージすることで、テイクバック/インパクト/フォロースルーの優先順位がフォロースルーに意識されることでラケットヘッドが効率よく回ります。


③呼吸法を用いる

→息を止めると肩に力が入ります。息を吐いている時は肩に力が入りません。多くのプロの選手が声を出しながらボールを打つのはこの理由も挙げられます。
胸式呼吸ではなく、腹式呼吸の応用ともいえます。


「リラックス」や「力を抜いて」と言われてもぴんと頭の中で閃かない人、この3つを練習/実践で意識してみるといいかもしれませんね。

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