アラン「幸福論」

時の流れと空の色に何も望みはしない様に. 素顔で泣いて笑う君にエナジィを燃やすだけなのです。

椎名林檎が好きで、気の知れた仲間に同じく彼女を好きな人がいてどの曲もいいけど結局のところ「幸福論」に戻ってきますよねぇー!と会話をしたのが始まりでした。

有名な幸福論と言うタイトルの著書は3つあります。
その中の1つのアランの幸福論です。


本書は「情念」について色々な例えと共に対処法はや生き方を述べています。

個人的な感想としては、科学が発達して便利になったけれども、結局人間の心の通い合いと言うものは太鼓の昔から変わらないのだと思います。

特に作中を通して彼が「上機嫌」について述べていますが、この考え方は実に面白い(興味深い)もので結局のところイライラしたり、マイナスな考えに至ったところで何も生み出さない。

「上機嫌」であることで運気がupしてくる。

マーフィーの成功の法則やドラッガーの本に書かれているようなことが社会生活において書かれているのではないか?と思います。

3ページほどの短編で書かれているため、ちょっとした休憩時間や、気分転換に読むにももってこいの名著だと思います。

いろいろな自己啓発本を読み、あさったことがありましたが、等身大の彼の話は改めて、現世に生きるということの奥深さと愉しさを新たに学ぶことができました。