感染力とやる気

教育現場においてもそうなのかもしれませんが、直接的では無いですが、最近歩子がテニスに一生懸命になりました。

普段は、おしゃべりがメインでしたが、テニスはきっと好きなのだと感じることもできるレベルです。

指導において、その目的が、育成なのか?習い事なのか?カルチャーなのか?


僕の今までいたスクール全てがおそらく真ん中の「習い事」に位置します。

つまり、将来的には、趣味として、少しがんばって、手に職がつくレベル、大会などに出て勝ったり負けたり、何年もかけて得意なものにできることを目指します。


だから、無理矢理叱りつけたところで、本人のやる気が入らなければ意味がないですし、もちろんふざけすぎは限度がありますが、選手育成みたいにガチガチに軍隊みたいにしたところで、誰も続けることができないでしょう。

プロの選手の経歴を見ても、始めた頃はテニスでプロになるなんて思わなかった。

楽しくて夢中になったというところからスタートします。

だからこそ、本人がある程度やる気が出なければつまらない授業と同じでただただ時間を過ごしてしまいます。

また、ある一定のルールを設けて、やる気が出るように、仕向けるのはインストラクターの仕事だと思います。

人によって、全然考え方や価値観が変わってくるから、実に難しいこともまた事実です。


僕自身は、レッスンの中で「笑い」や「笑顔」や「ニヤニヤ顔」が1人1回見ることができれば自分自身に合格点をあげるようにします。


笑う角に福来たる!


まさにその通りだと思います。
笑顔は気持ちもポジティブにさせる効果もあります。


その昔、単行本ドラえもんの「ムスコさん」の話は非常に面白かった。
(ご存知の方とはきっと仲良くなれそうです、笑)


話は戻り、その影響力を持ったコーチは一年かけてその子のやる気を「ON」にしました!


本人はとりわけ、いつも通りで、少し疲れることに意欲的、苦しいことに意欲的になった様子でした。

(これを変わるというんだろうなぁ…)


こうなれば、後は簡単!
とにかく、強くなるために、上手くなるために必要なもの提供するのみ。


まずは、技術が足りてないところがたくさんあるので、そこにフォーカスしつつ、その後の取り組み、姿勢として良いものをしっかりと評価して伝えていく、これに尽きます。


まだまだ若いので数年後が楽しみだ。

先日、宮台真司さんの「14歳の社会学」について、お話し差し上げた時に「感染する」ことが大きな成長への第一歩だとお話し差し上げました。


最近思うのは「カリスマコーチ」と言うものは、誰かに大きな影響与えて知らず知らずにやる気を出させることではないのだろうか?と強く感じるようになりました。

感染力のあるインストラクター目指してパンデミックで行きたいと思います。

少年少女よ、大志を抱け!