健康的に冬を過ごす!

中国に黄帝内経と言う書物があり、春夏秋冬それぞれの過ごし方が記されています。


今日は少し冬の体の使い方についてお話し差し上げたいと思います。


この季節は「閉蔵」と言われる季節に当たります。

冬の三ヶ月を閉藏(へいぞう)という。万物が静かに閉じこもり、至る所で水が凍り地は裂ける、天の陽気は万物から遠ざかる。
冬の養生法:夜は早く寝て、朝はゆっくりと起き、日の出日没に沿って生活すべきである。また、体の陽気も深く貯蔵されているから、心身共に活発にならず、寒い刺激を避け、体を暖かく包んであげると良い。ましてや、運動などで発汗するなどは論外である。



昔、何も科学の進歩がなかった時代の書物なので、若干時代錯誤な部分もあると思いますが、現代版に置き換えてお話ししたいと思います。


熱を外に出さないと言うのは、女性の方は、特にそうだと思いますが「冷え性」をいかに克服または緩和している分にあるかと思います。

男性も特に女性ほど敏感では無いかもしれませんが、やはり飲酒後にソファーや床で寝入ってしまったり、汗をかいたまま疲れ果てて朝、シャワーや朝風呂できますと言うのは体を冷やす行為の1部だと私は考えています。


「運動などして、発汗することは論外である」…については興味深いところではありますが、冷房や暖房がなかった時代のお話なので、さらには、昔ほど体を動かして労働を行っていない点からも、ある程度の運動は必要だと思います。

むしろ、「運動前後」のあり方に注意して行った方が良いと思われます。

運動前は、十分にストレッチなどを行い、極端に体の1部がこわばって硬くなっていないようにしましょう!
やや寒い位、または少し暖かくなり始めた状態が望ましいと思われます。  

大切なのは運動後です。
目一杯、体動かして、テンションが高くなった状態のまま放置しておくのが1番危険な状態です。



①着替えやシャワーをすぐに行わない

②そのまま飲酒をして寝入ってしまう

③栄養補給をしないまま(特に適度なタンパク質)数時間過ごす


温まった体は急激に熱を失います。
なお悪いことに汗を冷やしてしまうと、体の表面に付着してしまい、急激に血液循環を悪化させてしまいます。

運動後はタンパク質が不足していますので、おにぎりやパンなどの炭水化物も必要ですが、筋肉を再構築する肉や魚類を積極的に摂取しましょう。
豆腐や納豆でも良いと思いますが、個人的には筋肉なだけに生き物、肉をいただくことをお勧めします。



夜は早く寝て、朝ゆっくりと起きると言うのは、おそらく体内に「熱」を保存して、血液循環や血の巡りを活性化させるためだと思います。

また暖かい中で充分睡眠をとることで、体力の回復や健康増進の効果を得ることができるのだと思います。

美容にも効果があることでしょう。


特に冬場は運動前後のちょっとした心がけて良いテニスが楽しくなること間違いなし!健康で過ごせること間違いなしだと思います!