理想の国

おそらく、こういった本を書かれている人たちと同等以上の本を濫読するかの如く読まれていた方に、休憩の時間を利用してこっそりと聞きだした方のお薦めの作者の書かれた本の1冊です。


簡単に言うと、日本を理想の国にするにはどのようにすれば良いか?

最近、よく耳にするのは「コロナが明けたら…コロナがなくなったら…」と言った言葉ですが、もはやこれは死語に近い妄想のレベルに達しました。

先日、20年ぶり位に大学の友人と会いましたが、(友達がめっきりいないので、3年下の後輩です、笑)彼ら全員が名だたる企業のポジションのある位置で仕事をしていました。


基本的にはよもやま話全てが終わるのですが、会話の端々に、今の日本の企業の「仕事のあり方」を垣間見ることができました。

テレワークはもう当たり前のように推奨されていて、もちろん通勤しなければならない職種もあると思いますが、無駄なことを一切省いています。

その本を読みながら、いろいろな周りの他業種の人たちの話を聞くと「時代遅れかどうか」と言うことがとても理解できます。


もうバブルの時代は来ないし、今まで培われてきた資本主義の理論も、一辺倒では上手くいくわけがありません。

かといって、今のロシアや中国のように一党独裁の社会主義が台頭するわけでもありません。

少子高齢化を嘆いていても、世界の人口はその方向に向かいつつあります。

新しい「社会の形」について述べられているため、徐々に変わっていく必要性、考え方を刷新していく必要性、柔軟に対応していく重要性がとても理解できました。

ただし、ご本人が「彼の本は難しい」とおっしゃっただけに、早く読むと言う行為を捨てて、本を読めない、僕は多くて、10ページ、少なくて、4ページ、余裕があるときは、1つの項目を読むようにして1ヵ月かけました。

将来何か不安を感じるのであれば、この本を熟読することで今必要とされている大切なものは何か?

少なくとも、自分が生きている間は、幸せに少々の苦悩をしながら、しかし、大きく凹む事はなく過ごすことができると思います。


日本の考え方は、グローバルスタンダードと言う考え方は、過去の名声で、今は世界基準からどんどん離れていっていると言うことも学ばされました。


さすがにテニスはテレワークと言った。形態を取ることができませんが、それでも既存の「テニススクールのシステム」のみでは、将来が見えてきているかもしれません。

市川浦安はそういった意味では、パイオニアを目指すことができる可能性を秘めていると感じつつも、現場の良いところを生かしつつ、時代の流れに合ったサービスを提供していく必要もあると強く感じました。


皆様と作り上げてきたこのテニススクール。

次第に強くなっていくボールのように、高くなっていくモチベーションのように、さらなる飛躍の激流に飛び込んでいきたいと思います。