いじめ問題過去最多とテニス、子供も大人も悩んでる、でもその前に

はい、おはようございます!

元いじめられっ子の加藤です

 

学校でのいじめの認知過去最多 

こちらの記事・・・なんとまぁ


お気楽な調子で書き始めましたので、もし渦中の人がいたら少し良いかがしないかも知れませんが、これってもはや由々しき事態と言っていられる余裕もないのではないでしょうか。


初めは簡単な無死から始まり、からかわれたり、(殆どの子はこの辺りで気にかけない振りをしますが)次第にエスカレート、上履きを隠されたり、教科書を隠されたり、最終的には暴力に発展していきます。


大人の世界でも「ママ友」「部署」内でも無きにしもあらずな光景が繰り返されます。


現在では「学級崩壊」といった言葉が子供の口からも容易に発せられる時代になりました。

ノイローゼや鬱になって学校を休んでしまう先生方も多いようです。


ちなみに上の嫌がらせは僕自身が中学生時代に受けた屈辱の限りでした。

(今となっては良い経験だと思います、自分の関わる全ての人をお付き合いに比例して守りたいと言う気持ちはここに原点があると思います)


屈辱というか、「もう、頼むから構わないでくれ!」と強く感じれば感じるほど比例してちょっかいを出される日々でした。


何かに真剣に打ち込むものがあれば変わったのかな?


親に言うこと自体が「恥ずかしいこと」といった時代ですから学校を休むこともできず・・・


当時も担任の先生によって対応が変わりましたし、よくちょっかいを出されて、殴られたことが明るみに出てくると先生の第一声が「あの子の方が立場上なんだ!」と被害者そっちのけのお気楽な発言・・・


子供ながらに先生に対する「諦念」が芽生えました(笑)


その後、進学した高校は私立だったためか?先生が「いじめ」に対して厳しく、流石、運営母体が「民間企業」!方針も一貫性があると感じました。


私の話はこのくらいにして指導者として感じることは「コントロールする側」がある程度の人生観がないといけないという点です。


よくあるのが「まず怒る」・・・

「こうしなさい!」「ああしなさい!」・・・言えばできるなら苦労しません。


この定義はテニスに真剣だけど上手くいかずに癇癪を起す子にいう鉄板ネタなのですが、一生懸命やって上手くいくなら「好きな子に好きって言えば付き合えるの?」と言う文言です。


つまり、すぐに言って理解できるようであれば「やらない」です。

子供の奇行や愚行の殆どは「経験値の欠乏」からきている点が多いからです。


だから、先ずは「できていない」「人とは違うことをしている」、その結果「どうなるのか?」と言うことを暗にほのめかす必要があります。


例えば、ボールを拾わない子に「ボールを拾え!」と強く言いすぎると、その子は反発したり、逆に真面目な子が委縮してしまったりします、こんな時、私が投げかける言葉に「ボール拾いを適当にしていた子で、まともな大人になった子は見たことがない」やチャンピオンゲームで「もう一回やりたい」といった子が拾っていないのであれば「球拾いがなぁ~」と少しちくっと伝えます。


勿論、色々な方法があります。

技術指導でまじめにやらない子がいれば「今からテストするね!」とフォームチェックをすることもあります。「テスト」って響きは今の子達にも通用する魔法の言葉?で割と皆、しっかりと意識して言われたことを実践するように行動してくれます。


僕たちが考えることは、この行動・・・「大人になった時、社会で通用するかな?」という点です。18年間の「経験科学」に基づいた考察は大きく分類して下記の通り!


球拾い1つとっても・・・

①いつもきちんとやる子

②適当にやる子

③少し拾ってやったふりをする子

④コーチの求めるレベルは必ず達成する子

⑤そのときで「ムラ」のある子

⑥バレないと思って殆ど拾っていない子


①は先ず、何をやっても目的が達成されるだろうし、自分自身を「正しく」理解できている。だから、世に出ても成功できる。1つ気になるのは根を詰めすぎて疲れ果てないかという点。途中で声をかけながら自分自身を追い詰めなような「ガス抜き」の方法を抽象空間で伝えます。


②やっているという事実に満足する傾向があるため自分自身を理解できていない傾向にあります。だから失敗した時に何が悪いのか理解ができていない、何をやっても失敗が多くなり、自暴自棄になりやすい大人になってしまいがちです。自分自身を理解していくことで「①」や「④」に近づくことができます。


③「②」に近いのですが本人は「①」だと思っている傾向にあります。気分の問題なのか大人の目を気にしているのかで将来が分かれていきます。気分の問題の子はある程度、感情のコントロールを身につければ将来も安心。逆に大人の目だけを気にする子は仲間に反感を買ったり、権力のある人にも嫌われなくとも好かれない傾向にあるかも知れません。「自分に気持ちを向ける」ことが大切になります。


④上手く人生をやり抜くタイプだと思います。他人の気持ちも理解できるうえに、自分自身に無理しすぎない、常に幸せな気分で自分自身の目的を達成する傾向にあります。何よりも対人関係で過剰に苦労を強いられることはないように感じます。


⑤気持ちが不安定、家庭や学校で嫌なことがあったりすると拾わない傾向にあったり、テンションが高いとめっちゃ拾う傾向にあったり、自分の気持ちの矛先をどこかにしっかり向けると良いのかも知れません。できれば建設的な「夢」や「目標」に・・・、かつ、「自分のの欲するところ」であればこの定義を逸脱することができます。


⑥ある意味幸せで、ある意味不幸です。気づかれていないと思って周りに気づかれている「裸の王様」、度が過ぎると「裸のホームレス」になって笑えない将来が曇天の空と共に迎えに来てくれます。気がついたら声をかけられなくなっていた、煙たがられて付き合いがわからない程度に「疎遠」になってしまう・・・このケースは気づかずに一生を終えられればそれは幸せなのかも知れませんが、万が一、気づいた場合は「THE END」、一気につけが回ってしまいます。


「①」と「④」目指していきたいと思います。


上手くいかない事には必ず「理由」があって、気づかないから「スコトーマ」になっているだけです。


色んな「事象」をパターン化できるのですが、今回はテニス×「人生」で最も基本的な球拾いにフォーカスしてみました。



子供にも様々な「ストレス」が存在します。

むしろ、僕の時代よりも「情報」が多い分、「真実」をたくさん目の当たりにするから疲れてしまうのかもしれません。


いじめられっ子だった子供が、いじめっ子?ヤンキー?だったでしょ?と言われる指導者になれたことは「1つの成功モデル」なのかも知れません。


悩む前に、ふさぎ込む前に、一度、テニスをしてみてはいかがでしょうか?

汗をかくと心拍数が上がります、心拍数とテンションは密接に関係しています、動くことで「やる気」がでる脳神経もあります。

人間関係が上手くいかなくて悩む前に、子供も大人もテニスをしましょう!


大きな自信を育むことが期待できますよ!