本質は何かを見極める。
野球はバットとボールを使う、守備ではグローブを使う。
サッカーはボールと足を使う。
テニスはラケットとボールを使う。
テニスで難しいのはラケットとボールの協調。
そしてあらゆるところに飛んでくるボールを可能な限り思ったところに返すことが大切です。
そのスポーツにおいてそれぞれの「特徴」や「個性」があります。
例えばテニスよりも一歩先を行くトレーニングをしていたサッカー…ラダートレーニングは特に有名ですが、あるトレーナーに言わせると「ボールを使っていないから実践的ではない」と苦言をていされていました。
水泳はどんなにフォームを固めたとしても実際に水の中に入って水の怖さを知りながら泳がなければ習得することができません。
「畳の上の水練」といった諺があるように。
レンタルコートを借りてテニスをしている人と、テニススクールでレッスンを受けてテニスをしている人、試合になったときに案外ポイントが取れるのはレンタルコートを借りてテニスをしている人が多いように思います。
それは何故か?
テニススクールに通う必要ないのではないか?
このような疑問が出てくることだと思います。
まず初めに、なぜテニスコートを借りて試合をしている人の方がポイントを取りやすいのか、それは「ポイントを取ることにたけている」さらに言い換えれば「ポイントを取るためのテニスに慣れている」と言う点にあります。
ゲームをすることに慣れているためポイントを取る方法や流れを理解できています。
つまりもしテニスのフォームに技術点があれば話は変わってきますが、どんなポイントでも一ポイントとればそれはポイントとして4ポイントとればゲームとして積み重ねて行かれます。
フォームが綺麗でなくてもポイントを取ることができるようになります。
テニスを表現する間としては「試合/ゲーム」といったようなものでしか一見評価をされないように思われるため難しい点でもあります。
しかし、正しいフォームでなければ、個性があるので正しくは「その人に応じた正しい運動連鎖の形」でなければ、最終的にはきれいな形でポイントをされたりより高いレベルに行った時に勝つことができません。
また、染み付いてしまった変な打ち方や、悪い癖はなかなか直すことができなくなってしまいます。
でなければ、最終的にはきれいな形でポイントをされたりより高いレベルに行った時に勝つことができません。
また、染み付いてしまった変な打ち方や、悪い癖はなかなか直すことができなくなってしまいます。
だからこそ、テニススクールの存在意義はあるのだと思います。
そしてテニススクール自体も「球出しに偏った練習」メニューだけではなく、コーチがしっかりとラリーの相手をする回数を増やしていかなければなりません。
テニスの本質は何かを見極め、より高いレベルを目指すのであれば年齢に応じた身体的なトレーニングはもちろん、然るべきコーチによる指導の形而上的な言葉にあるメッセージによる心理的なトレーニング、様々なものが加味されてきます。
特に試合に勝つことを目指さない人だとしても「ラケットワーク」「フットワーク」「ヘッドワーク」3つが協調して三位一体にならなければ意味がありません。
極端に偏ってフォーカスしたら逆に悪循環を作用することもあります、人の感覚って本当に難しいですね。だからこそテニスはやりがいのある楽しいスポーツのだと思います。
冒頭のスポーツにも同じような個性があり、端的には語ることができない難しさが内包されているのではないでしょうか。
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