テニスの上達はどういう段階を踏むの・・・

本日は無名選手から著しく成長を遂げ続けている吉川選手にテニスをしてもらいました。

急な告知に関わらず、多くのお客様からアクション頂きありがとうございました。

実は下川達也選手、頃末真一選手、普通のテニススクールでは信じられないほどの充実した選手層なんです。

よくある質問が「どうやって強くなっていくの?」という疑問です。

これは勉強やゲームに置き換えてみると良いでしょう。

勉強はいったい(本人のやる気の有無を問わず)どのくらいの時間を費やしているのでしょうか。フォートナイトやどうぶつの森、など多くのゲームの総時間はどのくらい経過していますか。

先ず「絶対的な総時間」がありきです。

結果の出ている人は必ず、この部分がテニスの時間と同じ以上になってきます。

まず「楽しい」と思う気持ちが続かなければテニスは上達してきません。
多くの結果のあるジュニアでも親御さんやコーチなどの期待が大きくなると「つまらない」と感じてしまいます。

子供は「楽しい」、大人も「楽しい」と感じ続けなければ絶対に良い方向に進むことはありません。大人でも生活が近しくなってくるとこの気持ちを整理して接することが難しくなってきます。

楽しいを毎日3年続ければ、その先に自分のやりたいことがうっすら思い描けるようになってきます。このあたりから試合を「楽しむ」ようになうことを目指していきます。
勿論、たいていの子は「嫌だ」となってきます。
(これは負けることと負けた後の周りの大人や友達に何か言われることを気にする子がほとんどです)

まずは勝つことよりもいいポイントがとることができたとか、強い子からゲームが取れたとか、好きな目標で良いと思います。

「て」ニスの部屋平沢潤コーチのシリーズはジュニア育成のヒントがたくさんあります。よろしければご参考ください。※クリックするとYOUTUBEが開きます)

試合をすること、参加することに意義があるということを先ずは当たり前にする必要があります。
学問においても「試験」となると実力が発揮することができない子はたくさんいます。

大切な場面、人前で意見を言うことや、好きな子に告白する、自分の意見を異なる人に伝える、など、どの場面を取っても「緊張する」場面は人生において出てくることでしょう。

テニスの試合一つとってもたとえ負けたとしても本人が満足いくものであれば人生において「財産」となることでしょう。

先ずはこの2つのSTEPを頭の中に入れておく必要があると私は思います。

週に1回、2回であれば本人が楽しくやっているのであればそのうち形になってくることだと思います。

最後に「体格」・・・

小学生は高学年、男の子なら高校生になって始めて成長期に入る子もいます。
物理的な身長や体重は大いに頭の片隅にインプットしておく必要があります。
背が高ければミスは減りますし、体重が重い方がしっかりした球を打つことが容易になります。勿論、フットワークなどの差は体型や鍛え方で変わってきますが・・・

個人的な考えは

週1~2ペース
小学生までは「楽しく」おおまかな「技術」を習得していればOK
中学生以降から本格的に取り組んでいく

週3以上ペース
小学生高学年あたりから試合に積極的に出ていく月1~2程度
中学生以降、試合の楽しみ方やポイントの取り方、勝ち方のバリエーションを増やしていく

※3年くらいは試合に出してもそこまで深刻に考えないようにする

試合は練習の質を高めることができるのであればOK
無理強いは3年はしなくても良いと思います。

このペースを早めても個人的には良いと思います。
但し、時間とお金を割いていくとついつい「渦中」に陥ってしまいます。
ですから、自分が言い過ぎた・・・やり過ぎた・・・と思ってしまった時はこの基準を思い返すとGOODだと思います。

ジュニアの栄枯盛衰を目の当たりにしていくとこの視点の大切さは振り返った時に大きな成功や盲点となってしまいます。

そして、何よりも子供達には「ほどほどに・・・」と言う文字はありません。
心の中にあるものは「実は真剣そのもの」or「やったふり」のどちらかなのです。

独身中年でありながら多くの子供たちの本音や成長後を見聞きしているからこその意見です。
1つの参考になることができれば幸いです。

捻挫をしないためのHOW TO・・・

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