アエロプロドライブに変わるラケットはあるのか?序

ガットの超老舗のBABOLATの万能ラケットPureDriveとの2TOPを果たす、有能ラケットAEROシリーズ、実はPureAeroerと改名してからより万人受けするのに対して、コアな本当のファンには無難すぎるラケットになってしまったと言うご意見をいただきます。

マナリノ選手がTwitterで「アエロをください」とつぶやき物議をかもしだしたのは有名な話ですが、プロの選手からしてみてもAeroからPureAeroへの変更はかなりの衝撃だったことがわかります。

【何が違うのか】

まず、兌換の良さとクリティカルヒットの強さを発揮するアエロに対してクリティカルヒットが減少した分スイートスポットを広げた結果となったピュアアエロ、前作のピュアアエロはアエロよりも万人受けするようにボールの飛ばしやすさ、アエロではオフセンターになったボールでもマイルドな当たりを維持したまま打球感を損なわず返球できるものでした。

現行のピュアアエロは角をより鋭角にすることでスイングの鋭さと、それによる兌換の良さ、当たりの強さを表現できるバケットとしてパワーアップしました。

それでもアエロの性能を考えると良くはなったもののやはり超愛好者、超アスリートにとっては、依然として物足りなさを感じる逸品となりました。

【アエロとピュアアエロの明確なラケットの差】

①ガットの格子状の隙間の違い
スイートスポットに集約されているガットの四角の狭さに対して、ピュアアエロは全体的に格子状の四角がバランスよく配置されています。
オフセンターが少なくなりますが、しっかりと打球している人にはクリティカルのあたりと普通の強いあたりの差が分かりづらくなってしまうため感覚が鈍ってしまったりする可能性が示唆されます。

②グロメットの形状について

次位の丸形に対してピュアアエロは「楕円形」になっています。パワーを上げるための形状との事ですが一般的なテニススクールの中上級上級者では満たされる、中級者前後であればパワーをサポートしてくれるラケットではありますが加速が鋭く体を使ってしっかりとピンポイントになっていける人に対しては同じスイングをしても抜けてしまう感覚が強く残ります。
つまりパワーは出るけれどもうまく落ちてくれない、個人の能力が高いが故に手元の感覚以外の第三者的な力が働いてしまうため逆に操作がしにくい形状となってしまいます。

【総括】
アエロとピュアアエロに対して「違和感」を感じる方はおそらく「①四角の均一さ」「②縦ストリングスのグロメットの丸か楕円形の違い」が大きく影響していると思われます。
しかしながら、特許取得している「スロート部分」に対してはアエロもピュアアエロも似たような構造となっているため問題はあまりなさそうです。

次回はこのラケットに取って変わることのできるラケットを検証していきたいと思います。

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