発展僕のテニス①スピン養成ゴール

たまにはレッスンメニューの紹介をしたいと思います。

幼稚園や保育園、小学生の高学年まで使用できるレッスンメニューの1つです。

身長が160センチ以下、特にジュニアの低学年層はネットより目線が低く、ボールを打つときにスライス気味になりがちです、良くてもスライスからフラットの面を作るような当て方をしてしまう子がたくさんいます。

ここで意識したい点は「順回転のスイングができた上でそのようになっているのかどうか」を意識できているかと言う事です。
案外「できたつもり」の人が経験上多く存在します。

つまり、意図的にスピンよりのボールを打てる人はこの限りではありませんが、大人男の女性を含め多くの人がラケットヘッドの縦の使い方を理解せずに、ミスをなくそうとしたり、逆に速いボールを打ちたい衝動に駆られてテニスで1番大切なはずの「ラケットワーク」を忘れがちになります。

テニスはディベロップメント段階の人たちや、成長著しい子供たちには、まず「感覚」で縦に回転がかかることを学んでもらう事が後々の成長を加速させるためにも必要だと私は思います。

正しいラケットヘッドの使い方を知らない人は、手っ取り早く目先が今のレベルの試合に勝つとしてもそこから何年やっても何十年やっても「爆発的に」成長する事はありません。

特に大人になってからは筋力が邪魔してしまうため体の「しなり」や「スムーズな動き」をないがしろにしてしまいがちです。このメニューの目的は子供たちが楽しく、そして自分の力で「考える/感じ取る」ことを目的としています。

「結果」を自分で意識することで「できている/できていない」を判断できます。

「考える力」を養うメニューでもあります。

手前に圧迫するもの(ここではフットサルゴール)を用意します。

大きな布切れをかぶせる意味は「視界を遮る」事でボールの回転や弾道を意識させるためです。

ベースラインの後ろあたりに「ターゲット」(ここではカラーコーンの大きいやつ)を設置することでバウンド後、縦回転がかかっているかどうかを確認することができます。

特にこの年頃の子達は楽しいが先ず大切、一方でその楽しさは、鬼ごっこやラケットを使わないものではなく、「テニスを通じての楽しさ」でなければ我々プロのテニスコーチとしての役割が果たせません。

しっかりと技術指導を内包したレッスン内容でなければなりません。

「自分発信」そして「俯瞰した自己評価」を冷静にできる力を育む事は他人と共存していく上でも社会で生きていく上でも必要なエッセンスとなっていきます。

◎ボールを打つ→ゴールを越えて向こう側のコートに落ちる→はねる→コーンより高くバウンドする→オーケー牧場(OK)


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