中学生以降からテニスの試合に出始めた子が劇的に強くなるための処方箋

試合っていろんな大会があって正直迷ってしまいますよね。
ジュニア時代から英才教育を受けている子は小学生の低学年または3年生4年生あたりから試合に出ていますが、多くの子たちは中学生、高校生から試合に出始めます。

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先日、中学生から部活に入り試合の楽しさを覚え始めた子がいました。
小学生時代のゲームのやり過ぎ?ゲームのやりこみが功を奏してか?
普通なら試合に出ることさえも緊張してしまうのですが彼は試合の全てを楽しむことができるなかなかユニークで将来が楽しみな選手です。

先日本人から相談があり、試合に出たいどの試合に出ればいいかわからない、「コーチなんかある?」と尋ねてきました。

特にジュニアの大会はグレードや大会の規模は様々なのですが、よほどの大会でなければ強い子も弱い子も参加します。
これが結構、難しい。

大きく分けると下記の感じになります。

↑ITFジュニア
↑関東テニス協会
↑JOPテニス
↑すくすくのっぽくん
↑地域の大会

しかしながら関東の大会に出てくる子たちでもJOPテニスやすくすくのっぽくん地域の大会等にエントリーします。

10年ほど前は関東テニス協会の大会に出るとは地域の大会等にはほとんど出ていませんでした。

いい意味では身近に出ることもできる試合が増えた、その反対の意味で言えば遠方にわざわざ出かけなくても近場の大会で競技することでレベルを上げようとしているのでしょう。

実際にポイントもつかない大会以外であれば、そんな遠くの大会まで出向かなくても近場にあれの方が試合後のフィードバックをするための練習なども1日で完結するため、このような利用の仕方が増えたのだと思います。

例えばテニスコーチが、自分を宣伝したい時に本当であればJOPの大会などに出るのですが、高い費用と時間をかけて、またレッスンなどを休むリスクを考えると、市民大会区民大会などに出て入賞したほうが効率的ですし、お客様にも伝わりやすいため、この方法を選ぶ人たちも多いです。
レベル的には(もちろん入賞するというのはどんな大会でも難しい、素晴らしいことです)前者のほうがはるかに高くなってきます。


時間の効率と経験値を積む意味ではこれと少し似ているかもしれませんね。

話は戻りますが、中学生高校生から試合経験を積んで強くなりたいと思うのであれば(これはテニスの練習環境においてもそうですが) まず、自分がそこそこ勝てそうな大会を選ぶ、またはある程度入賞ができそうな大会を選ぶ、そしてちょっと背伸びしたレベルの大会にも出てみる。
その都度その都度試合に出るたびに、結果や内容を吟味しながら次の大会を決めていくことが大切になってきます。

特に上を目指している選手であれば、ある程度の結果が残せたら次のステップの試合に臨んだ方が英才教育を受けてきた子たちに追いつくのであれば(その子たちも同じようなステップの踏み方をしているためかなり追い越すには努力が必要ですが)を最善の策といえます。

セリーナウィリアムスとビーナスウィリアムスのジュニア時代のコーチはこのステップの踏み方の重要性を彼の著書で示しています。ご縁があって海外のプロ選手を育てたコーチたちもこのことを教えてくれました。

常に上を目指す選手であれば当然のことだと思います。

一方で、少し勝ち癖をつけたかったり、なかなか勝てなくなってきた時は少しレベルを下げて1勝でもできる大会を探すとよいでしょう。

中学生位になってくるとある程度自分の意思で試合に出ていると認識させる必要があると思います。
これはしんさん式の育成術でもあります。
自分から発信していくことで自分自身が取り組んでいると言う認識があることないことでは数年後に驚くほどの差が出てくるからです。

ジュニアの子で有名な子が大人になってもさらに伸びる子とそうでない方はこの差が大きいと思われます。

自分が何の大会に出ているのか、何を目指しているのか、勿論、ぶっとんだ目標や自信を持たせる声かけは指導者が一石を投じる必要がありますが、今目の前にある事は自分の意思で自分の大きな目標持って取り組んでいると言う自覚が生み出されなければなりません。

先日相談のあった彼には、「コーチから、おまえさんに話をするから、親御さんに交渉しなさいよ」と伝えました。
もちろん親御さんの方にもことの経緯を説明しその旨を伝えました。

勝つために軽視しがちな、コート内での球拾いや気持ちの切り替え、プレー中の集中力、プレイ外での脱力、どうなりたいかどのような試合に出たいか、自分発信であること。

この点が思春期以降には1番大切なものになってきます。

今後決めていかなければならない進路先や就職先、ついには人生設計までいつの日か決断を迫られることになる将来への「意思決定の練習」でもあります。

不思議と他人と違う選択肢でも、自分自身で選んだものであれば、必ず良い結果になりますし、将来親のせいにするなんて事は露だにないと思います。

昭和→平成→令和と時代が目まぐるしく変遷しています。
終身雇用の神話時代も終焉をつけようとしています。
いろいろなSNSが発達してくれたおかげで私自身もこのように多くの方に読んでいただくことができます、その中からいろんな問い合わせ(ガット選びから技術指導、トレーニング指導、メンタルトレーニングなど)があります。

10年前から海外ではSkypeなどを使っての事業などは当たり前になっています、その場にいて学ばなくとも知識や経験を得ることができるシステムは昭和初期では考えられなかったことです。
いや、平成の時代でも初期の頃は誰も思いつかなかったでしょう。

時代は常に変化しています。
自分に合った試合選び、交渉力、意思決定などはこの時期に何度も話し合いをしながら本当になりたい自分を探していく大きなチャンスなんだと思います。

まずは彼の本気を共に高いレベルに昇華し大きな目標に向けて邁進していきたいと思います。

お客様の成長はコーチ業の大きな醍醐味でもあります!!

今日も1日素敵な水曜日でありますように❤️

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