2024年から2025年の極端すぎる気候変化の理由とは?

1つだけ言えるのは、松岡修造さんが世界を転々と旅しているわけではなさそうだ…。

2024年から2025年にかけて、日本を含む世界各地で異常な気象が頻発している。冬なのに暖かい日が続いたかと思えば突然の大寒波に見舞われ、夏には猛烈な熱波が襲いかかる。集中豪雨による洪水、干ばつの長期化、記録的な台風の発生など、まるで気候が安定する暇もない。この極端すぎる気候変化はなぜ起きているのか。

多くの専門家が指摘するのは「地球温暖化」の影響だ。産業革命以降の化石燃料の大量消費による温室効果ガスの増加が、気候システム全体に影響を与えているという考え方だ。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告では、2011年から2020年の世界平均気温は工業化前と比べて約1.09℃上昇しているとされる。これにより、極端な気象現象が頻発するようになったと説明されている。

ただし、地球温暖化に対して懐疑的な意見もある。例えば、気候はもともと長いスパンで変動するものであり、今の変化は地球の自然なサイクルの一部ではないかという考え方だ。確かに、過去にも寒冷期と温暖期が繰り返されてきた歴史がある。しかし、現在の気温上昇のペースは自然の変動よりも速く、人間活動の影響を完全に無視するのは難しい。

また、気候変動は単に温暖化の問題だけではなく、エルニーニョ現象やラニーニャ現象などの気象パターンとも関係している。例えば、エルニーニョ現象が発生すると日本では暖冬傾向になりやすく、逆にラニーニャ現象が起こると寒波が強まるとされている。これらの影響が絡み合うことで、気候はより極端になりやすい。

では、結局のところ、なぜここまで気候が不安定になっているのか。その答えは一つではなく、複数の要因が絡み合っている。人為的な温室効果ガスの増加が影響しているのは確かだが、それだけで説明できるものでもない。地球の気候システム自体が非常に複雑であり、長期的な変動の一環として今の状況がある可能性も否定できない。ただし、現実として極端な気象が増えている以上、何らかの対策を講じることが求められるのは間違いない。

今後の気候がどう変化するのか、確実なことは誰にもわからない。ただ一つ言えるのは、異常気象がもはや「異常」ではなくなりつつあるということだ。過去の気象パターンが当てにならなくなりつつある今、私たちは気候の変化を「いつか起こるもの」ではなく、「すでに目の前にあるもの」として捉え、適応していく必要があるのかもしれない。

テニスにおいても「変化に対応」してきた者たちが頂点に君臨している。

甚だこじつけが過ぎるかもしれないが、ミクロな視点からもマクロの視点からも正しい考察が必要なのではないだろうか。