迷惑な部活の先輩はいつまでたっても変わらない?

部活にいると、誰もが一度は「この人、本当に変わらないな」と思う先輩に出会うことがあるのではないでしょうか。

特に、顕著なのが、1年生の頃に自分はサボっていたくせに、2年生や3年生になった瞬間に急に偉そうに振る舞うタイプの人です。

努力もしていないのに、後輩にはまるで自分が一流選手の人徳者かのように振る舞う様子を見ていると、呆れてしまうこともあります。このような人に出くわすと、理不尽さや不公平感を強く感じることがあります。

こういうタイプの人たちは、部活だけでなく、人生のさまざまな場面でも同じように振る舞います。学校を卒業し、社会に出ても変わらない。自分より若い世代を捕まえて説教じみた話をするのが好きで、誰も聞いていないのに、過去の栄光や自慢話を延々と語ることをやめない。こうした人たちは、自分を高めるための努力を怠り、他人を支配することでしか自己価値を感じることができないのかもしれません。

人生の中で、私たちはこのような人にしばしば出会いますが、彼らの行動が成功や成長に繋がることは少ないでしょう。

それは、他者を支配することに集中し、自分自身を成長させることを忘れてしまうからです。このような生き方は、一時的には権力や尊敬を得るかもしれませんが、長い目で見れば、自分の限界にぶつかることになるのです。

一方で、黙々と自己研鑽に励み、言葉ではなく行動で示す人もいます。彼らは、自分を誇示することなく、ただ自分の技術やスキルを磨き続けます。部活や職場でも、彼らの行動が周囲に自然と影響を与え、気づけば人々は彼らの背中を見て学びます。

彼らが特別なことを言わずとも、その姿勢が信頼と尊敬を集めるのです。

こうした人物像を通じて私たちは、他者を通じた自己肯定ではなく、自分自身と向き合い続けることの大切さを学びます。人生においても、周りの目や評価を気にするのではなく、自分自身の成長を大切にし、ひたむきに努力することで、結果的に周囲の人々に良い影響を与えることができるのです。

結局、私たちが目指すべきなのは、自分を押し付けるのではなく、自分自身を高めることで周りを引っ張っていく生き方です。

いろいろなところで正しい賞賛を得たり、評価を得たりしている人たちは後者が全てと言っても過言ではないでしょう。


声高に自分をアピールしなくても、その姿勢や努力が人を動かす力を持っている。人生においても、他者の評価に囚われることなく、自分の基準に基づいて成長を続けることで、自然と周囲から信頼と尊敬を得ることができるのです。