心の持ち方が変える幸せと不幸

受験生を経て、塾講師や家庭教師、数年のサラリーマン生活、そしてテニスコーチ…

周りから見て成功していると思われる人は、大体幸せだと周りから認定され、それを端から見ている人は、そうでないと、自分自身を認定してしまう人がしばしいるときにこの定義について少し考えるようになりました。

誰しもが楽しく幸せに過ごすと言うことを願うことだと思います。

また、毎日が少しでも楽しいと生きがいを感じ、多少の艱難辛苦もモチベーションが上がり、積極的に取り組むことができるのかもしれません。

幸せや不幸というテーマは、非常に個人差があるもので、一概に定義するのは難しいですが、やはり心の持ち方や自分の内面の「努力」が大きく関係していると感じます。たとえば、誰かが成功を手にした時、その人が心の底から幸せを感じる一方で、それを見た他の誰かが不幸を感じることもあります。これは、人間が他者と自分を無意識に比較してしまう本質からくるものではないでしょうか。

幸せを感じる人というのは、天性のものもあるかもしれませんが、多くの場合、日々の生活の中で無意識に「努力」のようなものをしていると思います。ここで言う「努力」というのは、必ずしも頑張って汗を流すという意味ではありません。それは、たとえば日常の些細なことに感謝したり、小さな幸せを見逃さずに気付ける姿勢を持つことです。感謝の言葉を口に出すことで、自分の心の中に自然とポジティブな感情が生まれ、それが積み重なって自分の「幸せの基盤」を強くしていくのです。

逆に、いつか幸せがやってくるだろうと考えて待っている人は、その時点で不幸を感じていることが多いです。常に何か足りないと感じたり、他人の成功を羨むあまり、自分が持っているものに気づけないことが原因かもしれません。そして、ネガティブな話や他人を妬むことに執着している人は、実はその「不幸な状態」が自分にとって居心地の良い場所、いわゆる「コンフォートゾーン」になってしまっていることもあるでしょう。変化や成長にはエネルギーと勇気が必要ですが、その不安を避けるために、むしろ現状の不幸を好んでしまう。そんなふうにして、自ら幸せを遠ざけてしまっているのかもしれません。

よく「他人の芝生は青く見える」と言いますが、この言葉もまさにその通りで、外から見ると他人の生活や成功が素晴らしく見えることがあります。しかし、いざその芝生に立ってみると、実際には思っていたほど青くはないことも多いでしょう。人は、他人と比較して自分を評価する習性がありますが、その比較自体が自分を不幸にしてしまう原因になることもあります。

ここで大事なのは、自分自身の心の持ち方です。幸せは外部の条件や状況に依存するものではなく、むしろ自分の内側から生まれるものです。どれだけ外の環境が整っていても、内心で満たされていなければ、その人は幸せを感じられないでしょう。逆に、どんなに厳しい状況であっても、感謝の気持ちや前向きな姿勢を持つことで、人は自分の中に幸せを見出すことができます。

これは、科学的にも説明がつきます。心理学の研究では、ポジティブな感情を意識的に持ち続けることが、幸福感を高めることに繋がるとされています。感謝の気持ちを持つことで、脳内にドーパミンやセロトニンなどの「幸せホルモン」が分泌され、心の状態が安定しやすくなるという研究結果もあります。ただ、ここで注意したいのは、これを「頑張ってポジティブにならなければいけない」と感じてしまうと、逆にプレッシャーになってしまうことです。あくまで自然な流れで、日々の中で感謝や喜びを感じることが大切だということです。

最終的に、幸せや不幸というテーマは、永遠の課題かもしれませんが、自分の心の持ち方次第で大きく変わるという点は共通しています。自分自身の基準を持ちながら、感謝や前向きな姿勢を大切にしていけば、他人との比較に振り回されず、自分なりの幸せを見つけることができるのではないでしょうか。

必ずしも成功と幸せは結びつくわけではありませんがこの経験価格は個人的に非常に興味深い点だと感じざるをを得ませんでした。

日々精進。