成功の本質と見抜く力

その人は凄いと本当に思えるのは、そのレベルや感性を感じるレベルにならないとわからない。少なくともその「レンジ」内に入ることができなければ、本質を理解することができない。

学問、スポーツ問わず「化ける人」と言うのは、一定数存在してくる。

あの選手がめちゃくちゃ強くなった「大器晩成型」だったよねとか言われるが、実際のところそうではない。

実は本人は変わらずコツコツと積み上げてきた「点」と「点」が結果としてある日突然「線」になっただけなのだ。

そして常にその「レンジ」を肌で感じながら低いところから高いところへと進んでいるのだ。

もちろん、選ぶ相手を間違ってはいけないし、(もし間違いだと思ったら)気づいたタイミングでターゲットを変える必要がある。

たまに、不運だとか不幸だとか考える人たちもいるが、恐らく「レンジ」の設定が低いか、例えターゲットが本当は凄い人物だとしても安っぽい上っ面に憧れの「レンジ」を合わせているに過ぎない。


もちろん、重要なのは「レンジ」を設定するだけではなく、本当に凄い人の本質を見抜くことだ。

偉人だけではなく、身近な人々にも卓越した何かがあるはずだ。その凄さを見抜くことができるかどうかは、自分の感性や経験値に依存する。

部分に限定すると、その卓越した何かは意外と多く見つかるものだ。

例えば、ある同僚が驚異的な集中力を発揮する場面や、友人が困難な状況で冷静な判断を下す姿など、日常の中に隠れている珠玉の瞬間を見逃さないことが大切だ。

有名な偉人たちも、見方を誤るとその本質を見逃してしまうことがある。

例えば、彼らの成功の裏にある努力や試行錯誤、失敗から学ぶ姿勢を理解せずに、単に結果だけを見てしまうと、正しい「レンジ」を設定することが難しくなる。


だからこそ、自分の視点を広げ、多様な角度から人々を観察することが必要だ。

その上で、自分の成長の糧とするために、正しい「レンジ」を設定し、その範囲内での努力を積み重ねることが求められる。

このように、身近な人々や偉人の真の凄さを見抜き、そのエッセンスを自分の中に取り入れることで、自分自身の成長に繋げることができる。

それができるかどうかで、最終的に自分がどれだけ「化ける人」になれるかが決まるのだ。