憧れは身近なところから

 例えばテニス界では錦織圭のブームや大坂なおみブーム、そして爆発的テニス人気の起爆剤となった美智子様やテニスの王子様のブーム、誰しもが何かを始めるきっかけは「憧れ」と「影響」があると思います。

最近では大谷翔平選手の超人的人気で野球の大ブームも到来しました。

僕の時代は清原、桑田、少し後でイチローが記憶に残っています。

歴史的な人物に憧れてその思想を真似したり、その職業や生き方を選択する人もいるでしょう。


何かを学ぶことはとても良いことであり、学ぶは「まねぶ」、何事も真似ることから始まります。


少し話はそれますが、何か目標を立てた時にビジネスでもスポーツでも「短期目標」「中期目標」「長期目標」を見据えると良いと言われています。

大きな目標を掲げることはとても素晴らしいことですが、地道な努力や常に行動、継続を続けることはどの成功者をみても共通している点だと感じざるを得ません。

そしてその事はこの「憧れ」にも共通して考えることができます。

それは少し身近な友達や先輩後輩の「仲間」や「知人」、地元の「有名人」に憧れを抱いて小さな目標とすることが大きな目標を達成するための「初めの布石」となるのだと言うことです。

兄弟間や親戚間で下の子がお兄ちゃんお姉ちゃんの真似をすることから始めるのも同じような理由なのかも知れません。

さらに憧れが達成始めると次の憧れへとステップアップしていきます。

そして、次のステップへ進むとき、その過程で得られる経験や学びが新たな力となります。

人は常に成長し続ける生き物であり、次々と新しい憧れや目標を見つけ、それを追い求めることで自己実現を果たしていきます。

例えば、テニスを始めたばかりのジュニアが最初は地元の選手やコーチに憧れ、その後、地域大会での優勝を目指し、さらには全国大会出場を夢見るようになるように。

目標が達成されたり、それに近づき始めて変わるごとに、その過程で新たな仲間や指導者との出会いがあり、それがまた次の憧れへの道を開くのです。

また、憧れを追い求める過程で重要なのは、自分自身のペースで進むことです。

大きな憧れを持つことは大切ですが自らのペースで意識の上で理解して、自分自身で納得して処理していくことが1番重要です。


周囲の人々がどれだけ早く進んでいるかを気にするよりも、自分の進歩に焦点を当てることが大切です。

もちろん大きな目標を掲げることは素晴らしいですが、その目標に到達するまでの小さな成功を積み重ねることが、最終的には大きな成果に繋がります。

憧れを持つことは人生において非常に大切な要素です。

それは単なる夢や希望ではなく、自分自身を成長させるための原動力となります。

憧れを持ち、それを追い求めることで得られる経験や知識は、決して他の何物にも代えがたい宝物です。

そして、その宝物を手に入れるために必要なのは、日々の努力と継続、そして少しずつでも前進し続ける意志です。

このように、憧れは私たちの身近なところから始まり、少しずつ大きな目標へと繋がっていきます。

その過程で得られる喜びや達成感は、人生を豊かに彩る重要な要素となります。

スポーツや学問のみならず、日々の生活を愉しいものにしていくためにもこの考え方は良いかも知れませんね。

皆さんもぜひ、身近なところから憧れを見つけ、それを追い求めることで自分自身を成長させていってください。

そして、その過程で得られる経験や学びを大切にし、次の世代へと繋げていくことができれば、きっと素晴らしい未来が待っていることでしょう。