人生相談と令和の生き方

年に一度か二度は受ける人生相談。

不惑から知命を体現できつつあるのか。

「僕なんかに…」と思う反面、僕を頼ってくれているなら、「僕と私の言葉で伝えよう」、よく「明るいですね」と言われたり「悩み事なさそうですね」と心ある言葉、そう感じられない言葉でさえ褒め言葉のように聞こえるようになったのは初老になり、不惑の意味を理解し始めたからだろう。

全力で自分の言葉を伝えるようにしている。

元々根暗で、マイナス思考だったことから不幸になっていく人は一目瞭然でわかるアンテナがバリ3で立つのだろう。

一方で、エフィカシーが高く、隠れた自己肯定感の高さを持つ人たちが相談者に多いことが更に僕の背中を押してくれる。

本音と建前の「本音」の部分を実体験を語ることが多い。

歴史的な学者や偉人はこれらの本質をよく述べている。

また、最近、従心に到達されつつある人と深く交流をもつことも視野の広さを持つことができるようになった理由だと思う。

このような成長と変化を経験する中で、私は自身の人生哲学をさらに深める機会を得た。

それは、人生における苦難や課題は、私たちを成長させるために存在するという考え方だ。

この考え方は、私が面談する相談者たちにも共有している。

彼らの悩みや問題を聞き、共感しながら、それを乗り越えるための策を一緒に考え出す。

このプロセスは、相談者だけでなく、私自身の成長にも繋がっているのだと実感している。
情けは人の為ならずの変形版とも言えるだろう。


私が相談を受ける際に心掛けているのは、ただ解決策を提示するのではなく、相談者自身が自分の中に答えを見つけられるように導くことだ。

そのためには、彼ら自身が自分の気持ちや考えを深く掘り下げ、自己理解を深めることが重要であると考えている。

これは、人が自己の内面と向き合い、真の自己を発見する旅なのだろう。私はその旅の案内人でありたいと思っている。

さらに、私は相談者に対して、人生は一度きりであり、自分の心に正直に生きることの重要性を常に強調している。

過去の偉人たちが残した言葉にも、このような生き方を促すものが多い。

例えば、孔子は「己の欲せざるところ、人に施すこと勿れ」と言い、自己の価値観を大切にし、他人にも同様の尊重を払うことの大切さを説いている。

このような教えは、現代社会においても非常に有効であり、私たちが自己と他者の幸福を追求する上で重要な指針となる。

また、私が人生相談を通じて学んだ重要な教訓の一つに、「変化を恐れず、流れに身を任せる勇気を持つこと」がある。

人生は予測不可能であり、計画通りに進まないことも多い。

しかし、そのような不確実性の中でこそ、私たちは柔軟性を身につけ、新たな可能性に目を向けることができる。

流れに逆らうのではなく、その流れを利用して自己成長の糧とすること。これは、私が相談者に伝える最も重要なメッセージの一つである。

人生相談を受けることは、私にとって大きな意味を持つ。

それは、他人を及ばずながらも支援することを通じて、自分自身も成長し、人生の豊かさを実感できるからだ。

この経験は、私に深い満足感と充実感以上の学びを与えてくれる。

私はこれからも、必要とされれば、僅かながらの自分自身の人生経験と、歴史上の偉人たちの教えを生かして、本質的な可能性を内在させている迷える相談者の人生の旅に寄り添い、彼らが自己実現を果たせるようささやかながらも支援していくつもりだ。

不惑の年齢を超え、知命に近づきつつあるこの時期に、私は自分の役割をより深く理解し、それを全うすることに全力を尽くそうとしているのかも知れない。

日々精進。