中高年の健康を支える「優化」のための運動と休息のバランス

長年テニスコーチとして活動してきましたが、45歳を迎えた時、自分自身のトレーニング方法について深く考え直す必要があると感じました。

おはようございます!加藤です。

中高年期に入ると、体の変化に合わせて運動と休息のバランスを見直すことが重要です。

今回は私が経験したこと、相談してもらったアドバイスを踏まえて中高年の健康維持における運動と休息のバランスの重要性について、お話ししたいと思います。


【朝、昼、夜の疲労感】

まずは中高年になると、一日の中で感じる疲労感が変わります。

①朝目覚めが悪く、ベッドから出るのが億劫になることも。コーヒー一杯で元気が出る時代は過ぎ去りました。

②昼過ぎになると、エネルギーが落ち、仕事に集中できなくなることがあります。
昼食後の眠気も、若い頃には感じなかった疲労のサインです。

③夜になると、体が重く感じられ、リラックスするのが難しくなります。
質の良い睡眠をとることが、以前よりも難しくなっています。


【運動不足と運動のしすぎ】

運動不足も、運動のしすぎも、健康に悪影響を及ぼします。
特に運動不足の「疲れた」は筋力低下、体力低下のサインかも知れません。
この2つが著しく低下してしまうと「フレイル予備軍」となってしまいますので注意が必要です。

一方で、体を酷使して、何のケアもなく睡眠不足や過食に走ってしまうと、健康なはずの運動が自分の首を絞めてしまうことも少なからずあります。

a.運動不足:体力や気分の落ち込み、慢性的な痛みや不調につながります。

b.運動のしすぎ:慢性的な疲労、過度な筋肉痛、パフォーマンスの低下が起こりえます。私自身、運動のしすぎで疲労が蓄積し、トレーニングの効果が得られなくなった経験があります。


【バランスの取り方】

運動と休息のバランスを見つけるには、以下の点が重要です。

1.身体のサインを理解する:筋肉痛が慢性化していないか、疲労が過度になっていないかを常にチェックします。

2.パフォーマンスの変化を観察する:運動の効果が見られない、または逆に低下している場合、休息が不足しているサインかもしれません。

3.睡眠の質を重視する:質の良い睡眠は、回復に不可欠です。睡眠の質が悪化している場合は、休息を見直す必要があります。


つまり、中高年になると、自分の体と心に耳を傾け、適切なトレーニングと休息のサイクルを見つけることが非常に重要になります。

健康を維持するためには、運動と休息のバランスを見つけることが鍵です。自分の身体を知り、適切にケアすることで、健康で活動的な生活を送ることができます。

過度な喫煙や飲酒は感覚を鈍らせてしまいます。
また、人間は生きていく上で「環境適応能力」が優れるようになりました、しかし、体が「劣化」してしまっている場合も適応能力が発揮されます。

年齢とともに体は衰えるものだと思われがちでした。それはトップアスリートのストイックな自己研鑽の結果に過ぎません。

イチロー選手が「50歳になって球速がupした」とインタビューに答えていました。

つまり、そう言うこと!

「体の声」に耳を傾けてみませんか?