餃子の夜!幸福のシンプルな形

「太陽、酸素、海、風…もう充分だったはずでしょう?」「ホントの幸せは目に映らずに、案外傍にあって、気づかずにたのですが」

この言葉が、私の心に響いています。

最近、幸せについて深く考えるようになりました。

豪華な温泉リゾート、高級ブランドの服、有名人が愛用するアイテム…これらは一時的な喜びをもたらしますが、本当の幸せはもっと身近なところにあるのかもしれません。

テニススクールのコーチをさせていただいていて、日々、コートで生徒さんたちと汗を流し、技術を磨くことに情熱を注いでいます。

テニスは単なるスポーツではなく、人生の教訓を学ぶ場でもあります。

プレイ中の一瞬一瞬に集中し、小さな成功を重ねることで、達成感と喜びを感じることができます。

先日、テニスの仲間と餃子を食べに行く機会がありました。ただの仕事仲間としてだけなのに、まるで長年の友人として、深い絆で結ばれているような気持ちにいつもなります。

彼とは何でも話せる、心を許せる存在。

一緒にいると、日々のストレスから解放され、本音で笑い合えます。

ある日、夕食を共にする機会に恵まれ、偶然入った中華料理店での体験は、私に大きな気づきを与えました。

その店は、普通の町中華。
にもかかわらず、横浜の中華街や上海の高級店に負けない素晴らしい料理と雰囲気に一変したのです。

何よりも印象的だったのは、彼との会話。
彼とのやり取りの中に、真の幸せを感じました。

基本くだらない四方山話以下からのスタートになります。
しかし、気がつくと私たちは、技術の話、レッスンの話、指導の話、気がつくとほろ苦い?青春時代の失敗談や経験談、気がつくと人生について語り合いました。

言葉の端々はくだらない雑談、しかし訊く姿勢とお互いの絶妙な間合いは深いリスペクトと理解が溢れていました。こんな時、私は心から幸せを感じます。

お互いの魂が嘘をついていない。
本能が幸せを感じていることに気づきます。

そして、それはテニスコート上でも同じです。
皆さんと共有する一瞬一瞬が、私にとっての幸せです。

お互いの成長を見守り、共に喜びを分かち合う。それこそが、私にとっての最高の幸せのひとつだと常に感じるようになりました。

幸せとは、高価なものや見た目の豪華さではなく、人との繋がり、共有する時間、心の通い合いにあるのではないでしょうか。

本当に大切なものは、目に見えないもの。それを感じることができたことに、私は感謝しています。

「太陽、酸素、海、風…もう充分だったはずでしょう?」「ホントの幸せは目に映らずに、案外傍にあって、気づかずにたのですが」

この言葉を胸に、今日もコートで、皆さんと一緒に、本当の幸せを追求し続けたいと思います。