他人を指摘する前に、自分を見つめる大切さ

私たちの身の回りには、他人の行動や態度に対して気軽に意見を言ってしまう人がいるかと思います。時として、意見の対象となっている行動は、実は意見を言っている本人が以前に持っていたことだったりします。これはなんという皮肉なことでしょうか。

若いころの私も、実はそのような傾向が強くありました。10代、20代の頃は自分よがりの正義感が強く、簡単に他人の行動を批判していました。しかし、30代に入り、ある日友人の行動に強くイライラした経験があります。その時、よく考えてみると、その行動は私自身が20代の頃にしていたことだったんです。年齢を重ねることで、以前の自分の行動や考えに気づく瞬間が増えてきました。

40代になり、人の成長や変化を感じるようになると、他人の行動に対しても寛容になってきました。他人の行動を批判する前に、一度自分の過去を思い返すように心掛けています。歳を重ねるごとに、自分の中の成熟や変化を実感する瞬間が増えてきます。

私を古くからご存知な方にとっては青天の霹靂だと思われるでしょうし、言われたくないかもしれませんが皆さんも、他人を批判する前に、自分自身を見つめることの大切さを感じていただけたらと思います。年齢を重ねることで、自分の中にある矛盾や変化に気づくことができるのです。私たち一人ひとりが、優しさや寛容さを持って、他人との関わりを深めていくことが、心豊かな人間関係を築く鍵となるのではないでしょうか。

頑張りすぎず、等身大で適度な適当!