行きつけの店を持つ

50歳、60歳になって男として「行きつけの店」は2つ3つあったほうがいいと、ビジネス成功されている諸先輩方が直接間接とは教えてくださいます。

この間のレッスンで、お客様と会話になったのが「最近自分で考える人が少ない」と言うものでした。

最近は、SNSで口コミが良かったり、Instagramに審判にアップされていたり、とにかく周りが良いものとしているところの店が「美味しい店」と賞賛される傾向にあります。

もちろん、そのこと自体は、否定する権利はありませんが、果たして、本当に「おいしい?」と自分自身で感じているかと言う点に白羽の矢が立ちました。


なんとなく、周りがおいしいと言ってるから、雰囲気でそのように感じている、満足していればそれで良いのかもしれませんが、本当のおいしいを感じることができなくなってしまっているかもしれません。

例えば「食べログ」が一時代を築いていましたが、途中からお金を払えば評価が上がるようなことがちょっとした社会問題になりました。

満足していればそれでいいと思うのですが、そこに、自分の価値観や思い入れ、いわゆる「個性」といったものが反映されなければ、本当の意味での行きつけの店というのがなくなってしまうのではないかと感じました。

もちろん、評価の高い店は、どういったクオリティーの内容なのかというのをリサーチして経験値を積む必要は大切だと思います。

良い店もあれば評価にそぐわない店もあるかと思います。

行きつけでおいしいと言った割に「たいして美味しくない」なんて、他人に思われることで嫌な気持ちになる人にはSNSの評価が高い方が1種の保険になると思います。

また、若くて、経験値が少なければ良し悪しもわからないと思います。

僕は幸いなことにいろいろな先輩方の「行きつけ」をたくさん経験しました。

その中で、本当の「行きつけ」の意味を自分の中で噛み砕きながら、お気に入りの店を探すことを1つの人生の生きがいとしています。

一見、テニスとはかけ離れたように思いますが、視野を広げたり、学びの幅を広げることで、「味のあるレッスン」ができると考えています。



また、行きつけの定義とは…

①美味しい店であること。
②心がリラックスできる雰囲気であること。
③同時に、クリエイティブを起こしてくれること。
④ 1種のパワースポット的な要素を持ち合わせていること。

少なくとも上記の3つは、条件として、個人的にはそれっていて欲しいと思います。

さて、皆さまの「行きつけ」はどんな店ですか?
またどのような定義でしょうか?