あらすじとイラストでわかる君主論

この手の本は、未成年の頃は古の有名な人の自己満足と思っていたのですが大人になるにつれて、むしろ原著の方が面白いのではないかと感じるようになりました。

きっかけは平井コーチが孫子の「兵法」を何度も読み返されていたのを知ってからでした。

平井コーチと言えば北島康介選手をオリンピックで2大会連続金メダルへと導いた指導者として有名ですが、当時は気さくにFacebookで色々と学ぶことができました。

その時に同じ本を読み始めたのですが結構面白く奥が深い、これをきっかけに色んな原著巡りが始まりました。

帝王学は読んだことがありましたが君主論は初めての試みでした。

しかしながら、兵法と帝王学は原典の日本語訳を読みましたが半分くらいわからず…簡単に説明してくれるものに変更を余儀なくされました。
(現在ではその中で興味があれば原典日本語訳を購入するスタンスに変わりました、笑)

マキャベリは社会の教科書にもでてくるレベルで有名で君主論も定期テストの点取り問題で出るほど有名です。

王様になるつもりもないし、総理大臣の大統領にも興味がないし…

そんな矢先、面白そうな本がないかと思い物色を続けていたら、まさかの「君主論」!

パラパラ内容を見ると「結構わかりやすい」、おそらく少し頭の良い小学生や本を読書をしている中学生だったら簡単に読んでしまう内容になっています。

トレーニングのインターバルの間にちょくちょく読んでいましたが、「読まなきゃ!?」といった脅迫概念にとらわれることなく読破していました。


16世紀の中世ヨーロッパ時代の諸国の栄枯盛衰をもとに書かれているためより現実的な国のおさめかた人の動かし方、敵との戦い方などが理解できました。

自国の繁栄の為なら、粛清のいとわない場合もあるのは現代においてはミスマッチなようにも思えますが、実際は少し似たようなことは起こっていますし、充分現在においても通用する論理だと思います。

実践に勝る経験なしとはこのことだと思わされました。

読み終わってみると、ちょっとしたグループのリーダーだったり、責任者だったりする人にも目からウロコの1冊でした。

昔の人ってすごい!