人生論ノート

アランの幸福論に似ていました。
200万部発行されたとか?

正直全部が理解できたわけではありませんが、最後まで読んでいくとなぜこの本がすごかったのか?

それは彼自身が獄中死してしまっていることも勿論なのですが、言論の自由や表現の自由が制限されていた「第2次世界大戦」中に執筆されていた点だと思います。

180頁ほどの内容なのですが実は直接的な表現だと発刊できなかったり、捕まってしまうことから表現を読み解くのが難解になったと言われているのも魅力だと感じました。

端的に言えば中国や北朝鮮、ロシアのような国で言いたいことを発言するようなものだと思います。

粛清の対象にさえなる時代にここまで表現をできるのは正に「命を賭して」書かれた逸作です。

「旅について」「個性について」はとりわけ興味深い内容でした。

人生と旅をすることは似ていると言うフレーズは心に突き刺さりました。

個性についての話も個性を追求するためには個性を一度捨てるまでの境地を得ることについては一度読んだだけではその真意が理解できませんでした。

しかし、どこか心の深いところを刺激してくる。


「幸福論」と類似している部分などは一般的な「宇宙の摂理」だと思い、その意味を生涯かけて深く掘り下げたいと思います。

先ずは不惑から「天命」にかけてこの内容を自分なりに読み解いて身につけていきたいと思います。