生きる意味を求めて

「人は一体何のために生きているのか?」

「死んだらどうなるのか?」

そもそも、人間いつかは朽ち果てていくのであれば、今努力しても無駄じゃん?的な考えは、誰しもが1とは思いをめぐらしたのではないでしょうか。


ちびまる子ちゃんでも宿題終わらない、勉強したくない、世界が終わるからやらなくていいんじゃね?的な作品もありました。

そのくらい、生きていく上での「通過儀礼」なのかもしれません。

タイトルは少しオカルトチックでビクトールフランクルなんて人はよほどその分野に精通している人しかわからないのではないでしょうか。

私もその限りでした。

きっかけは、余命を宣告された子供たちの辺カウンセリングをしていたエリザベスキャプラーの本から発見したところに端を発します。


著者自身は、アウシュヴィッツで死の淵に立たされた経験を持つ人です。

その後、命を救われ、お医者さんとしても活躍をされていました。


心理学や自己啓発を少しでも勉強しようと思った方は「フロイト」や「アドラー」の名前をご存知かと思います。

実はヴィクトールは彼らとも親交があり、肩を並べる人物です。


タイトルの通り、生きる意味についてあらゆる観点からその本質を述べています。

特に「性愛」や「死生観」について生きる意味を言及している点が興味深く、新しい気づきに出会うことができました。


長い間生きていると、大きな挫折にぶつかったり、深く凹み続けることもあるかもしれません。

貪欲なものでとても良い時は何も考えていないのに、少し自分が思うようにことが運ばなくなると、意気消沈してマイナス思考に陥ってしまう…。

そんな人にとっても自己肯定感を上げることのできる納得させられる作品でした。

人生の本質について書かれている本なので、2回目、3回目と貪るように読んでいきたいと思います。