1兆ドルコーチ

20年近くの付き合いになる。知人からプレゼントしていただいた本でした。

こういった感じの自己啓発本は、30歳前後に読んでいたと自負していたのですが、アプローチの方法が全く違い、また、実際のエピソードを多くの人物から聞いて執筆されたと言う点からもリアリティーのある1冊でした。

日本でなじみのある企業だと「AppleやGoogle」だと思います。

アメリカの一流企業を生み出した、名コーチと言っても過言ではないと思います。

そして何よりも本人が表舞台になくなるまで出ることを拒み続けていたと言う点になおさら感銘をうけました。

私が長年テニスコーチをしていることから「勇貴の今の立場に合った本だと思うよ」と一言添えて頂いたものでした。


テニスとしてのコーチングと言う枠組みをはるかに超えて「人生のコーチング」と考えて読むと、なおさら、自分が悩んでいる事なんてちっぽけなことで、偏った考えだと反省させられました。

また、同時に「ビル」(主人公となるめいコーチ)が意外な手法でコーチングをしている事、彼が大切にしてきたことなどは私自身が実践しているもの、気になっていた考え方への答えもあり、他のコーチングについて書かれた本とは違う視点で具体性があるため学ぶところが多くありました。

スティーブ・ジョブズの追悼式に有名になったと言う名コーチ!

仕事に本当に必要な物を本書を通じて学ぶことができました。

人と人が関わる中で、妙にギスギスしたり、馴れ合ってしまったり…

いい人いい人。どうでも良い人であってもいけないですし、ただ単に傍若無人な方物であってもいけない…。


故野村克也監督以来、直接お会いしたかったと強く感じた人物でした。

小さなグループから大きなグループまで人をまとめるときに迷った方が呼んでも良いかもしれませんね。