生殺与奪のテニスコーチ業

最近周りに「テニスコーチになりたい」「テニス関係の職業につきたい」と言ってくれる子たちが増えてきました。

それだけテニスが「好きだ」と言う決意表明の表れであり、とても嬉しいと感じます。


中にはガット張りを既に覚えていて「本気で行動している」事は実に凄いことだと思います。


口で理想を語るだけに終わる人は「夢物語」に終わってしまいます。

小学生までは例えば、サッカーをやっていた子供が「プロになりたい」と口に出すだけで、なんだか可愛らしい、そして希望に満ちた空気になります。

しかし、一方で、中学生や高校生になっていくと「行動」を起こすことで、現実味を帯びてきますし、砂漠にオアシスを見つけるが如く現実味を帯びてきます。



話は戻りますが、そんな彼に対して伝える言葉は、ただ1つ「お金もかからないよ、めちゃくちゃ大変だよ」と言った苦言にも近い、一見夢を打ち砕くような一言を投げかけます。そして最後にやりがいがあると思うよと言うひとことを添えて。


そして、「いま、自分のテニスを全力で強くなることに賭けて!」と最後に。


今は色んな社会人を守る「素晴らしいルール」があります。

しかしテニスの業界は未だ古い体質があります。

一方で、今いるコーチ達は「悪夢のような労働環境」や「悪魔のような縦社会」に身を投じて耐え抜いた結果として今があると思います。

今は何事も簡単に始めることができて、簡単に辞める事ができる時代。


他と他との交流をオンラインでしている方が楽しく、自分のペースで過ごせる時代です。


嫌な事をごまかして「逃げる」こともできます。
好きな事に没頭して「学ぶ」こともできます。


これは「仮想」でも「現実」でも同じです。

WEB3.0の世界が話題視されていますし、VRの世界もリアルに近くなってくるのかも知れません。

しかし、20年はまだ今の状況は続いていくことだと思います。


どこまで「コーチ」になりたいか?

睡眠時間や加齢による体力の低下、解剖学や心理学を始め、常識あるなしを問わず、一般常識のあり方、学ぶことがたくさんあります。

スペインでは弁護士と同じ位置にあると渡西した時に聞かされました。


それでも、まだ、テニス、コーチになりたいと切望する方、「丁稚奉公」と言う言葉を聞いて、それでも心につよい気持ちを持つ方。

ぜひ、お待ち申し上げております!

暑くなりましたが、若者たちの「想いの蓄積と残滓」が僕の若さを輝かせてくれるのかもしれないと、それなりの等価以上のものを提供しないといけないと最近思うようになりました。

もちろん、一般のお客様に対しても同じです。

人生1度きり、プラスの情動を持ちながら生き抜いていきましょう!