テニスが「強くなる」とか「上手くなる」とか…どうしても短絡的に「テニスの練習をすれば強くなるのでは？」と考えがちです。
しかし、野球やサッカー、バレーボールやバスケットボールを考えてみてください。
僕の時代なんかは、弱小野球部でもとにかく走らされていたし、筋トレもめちゃくちゃさせられていた…
サッカー部なんか勝てなくたって、毎日10キロが当たり前…
ことテニスに関しては、ボールを打って完結してしまうと思われがちです。
実際は、テニスは他のメジャースポーツと変わらない、いや、それ以上へ体力が必要になってきます。
そんな風に考えていると、実は本気でテニスで大きな結果を成し遂げたいのであればアウトドアの育成アカデミーはうってつけだと感じました。
まず6時に集合して、それぞれのアップを終えて6時半にはトレーニングできる準備を各自行う。
みんな揃ったところで、体力づくりのマラソンや、フットワークのトレーニング。
団体スポーツって、なんとなく周りに誘導してもらえますが、個人競技は結構シビアです。
アップしない子はいつまでたってもアップをしないし、そして次の試合も同じ結果。
毎回同じルーティンワークで、試合に臨むことは特別なことではありません。
でも多くの結果が出ない人は「心の準備」から始まる「体の準備」まで怠ってしまいます。
いい意味で、試合で勝つための「癖」つけるところから始めます。
そして基本的な練習をテーマ別に徹底します。
海外を含め中小いろいろなテニスアカデミーを見てきましたが、結局のところ「選手の伸ばすところ」を見ることができているかどうかが大切です。
名コーチと言われるようになった人たちは、その見極めが非常に卓越しています。
正直、僕は「褒めて伸ばす」ことが最も重要だと思っていましたが、ときには「本音」で伝えなければならないことも出てきます。
なぜならば、試合に出ると言う事は「嫌な相手」「嫌なプレー」に打ち勝たなければならないからです。
「育成」と「通常レッスン」の違いは「勝つための努力」を最優先するかどうかと言う点にあると思います。
通常のレッスンは「テニスの楽しさ」もそれ以上に優先して行われます。
どっちがいいとかどっちが悪いとかではなく、「目的」によって指導方法が変わってきます。
そして、アカデミーのスタッフは本当の高いレベルで、綺麗事では、済まされない世界で「もがいてきた」「苦しんできた」選手経験をしています。
だからこそ、優しい言葉をかけるべきでない時は「厳しい言葉」「的を得た言葉」を伝えます。
これって、長いコーチ経験の中で、実は特に重要で、この言葉のチョイス1つで大きくこの先が変わることもへしばしあります。
それだけ育成と言うものは、その性質と本質が、通常のテニスの醍醐味とは違うところにあります。
少なくとも優先順位はこれまでにお話ししたものとなります。
数ヶ月ぶりに彼の姿を見ましたが、1回りも2回りも大きく成長していました。
楽しい以上の「苦しい」を乗り越えてきた証でしょう。
しかしながら、彼らの戦いのフィールドは、同じような経験を積み重ねてきている子たちが待つ場所でもあります。
この先一体どうなっていくのか？
ワクワクするような期待に胸を膨らませました。
スタッフたちの真剣な思いとそれを受け止める一心不乱のJrたちの思い、間接的な立場から大切にしていきたいと思います。
本気で「テニス」をしたい人は、いつでも入団試験お待ちしております！