なぜ運動不足になって太ってしまうのか?

テニスに一心不乱の皆様にはあまりピンとこないお話かもしれませんが…!

もし周りに少しがんばってみようかなといる人がいればスポーツに誘ってみてはいかがでしょうか?

ジョギングやマラソン、ウォーキング、サイクリングやテニス…

人間はもともと狩猟民族の名残があり日中に狩りをして移動し続けて生きていました。

そしてその頃の遺伝子が変化した時代にも、まだ残っているのです。

全力で狩りをしてフルマラソンを走りきるような体力を使い、翌日の狩りに備えて全力で「ぐうたら」していた。

この遺伝子が我々には深く刻まれています。

そして全力で狩りをした後には「全力で食べる」ことが必須とされてきました。


つまり、動かなくても「全力で食べる」と言う遺伝子は残り続けているため、気がつくとぼっこりお腹になったり、少し前まで着慣れていた洋服がベビーサイズになったりしてしまうのです。


一方で「ぐうたら」する遺伝子も本能レベルで残っています。

つまり「動かないこと」が日常化されて運動不足が蔓延してしまいます。

では、なぜ体を動かそうとしないのか…。

もちろん体動かすことが好きな人たちも中にはいると思いますが、ほとんどの人は遺伝子レベルの「ぐうたらビーム」にやられてしまいます。


多くの人の脳内は「狩りのために体力を温存する」といった信号を発するようにできています。

つまり、動かずに「その時」を待つことをしているのです。

しかし、現代社会ではおおよそ一定の場所に住み、簡単に食べ物が手に入ります。
だから殆どの人が「その時」が訪れることなく一生終えてしまいます。


30歳を超えてくると尿酸値が高くなったり、内臓脂肪が増えたり、体重が増えたり、悪い意味で大きく変化するのが当たり前となってしまいます。


ではどのようにすれば運動不足を回避できるのか?
それは「自分のペースで心地よく疲れる」点にあります。

まずは自分のペースで「ゆっくりと体を動かすこと」です。

例えばテニスを習うとします。
周りに合わせすぎてしまうとペースオーバーになってしまい嫌になるかもしれません。

ですから自分のペースで週1〜2回程度ルーティンワーク化していきます。

そして必ず毎回「少し息が切れる」程度の運動負荷をかけるようにしましょう。

これを繰り返していくうちに自然と「代謝が上がり、ジャストフィットする体」になっていきます。

テニスに夢中になり、ほぼ毎日テニスをする人はまさしく狩猟民族の頃のルーティンワークを達成していることだと思います。

レッスンを受けるのに「個人差」があるのはこれらが理由です。

他のスポーツにも同じようなことが当てはまります。

アスリートを目指すわけではないのでムキムキマッチョ、シュッとした体になる必要はありませんが、体を動かすことで致命的なダメージを受けることが激減します。

これを繰り返していくと心のストレスも回避される傾向にあります。

そして心のストレスに対して助走をつけて立ち向かう気力が湧いてきます!


仕事で嫌なことがあっても、学校で嫌なことがあっても、家庭内で嫌なことがあっても「少し強度を上げて体を動かすこと」は心にも体にも良い影響を与えると科学的に証明されています。

ちょっと気になる…
その時は定期的に体動かしてみると良いのではないでしょうか?