部活の先生たち

駆け出しコーチの頃からご縁があって学校の先生(部活動の顧問)とつながることが多く今日はそのお話です。

その先生は、才能はあるけどもうひとがんばり、もうちょっと良い環境で、もっとスペシャリストに…といったような感じで長い間通スクールにいろいろな生徒を送り込んでくださっていました。

部活動の先生は大きく2つに分かれ、自分で何でもできると思ってしまう先生、自分のできることできないことを分けて託してくれる先生です。

後者にあたる彼は、(私が評価差し上げるのも音魂ですが)教師としての人気もあり、部活動の顧問としても信頼のある人物です。

とにかく送り込んでくれる子供たちに共通している事は「良い子」「心の優しい子」達でした。

テニスに一生懸命ですでもその頑張る方向性を見出せる逡巡している子たちを送り込んでくれます。

1人は都大会本戦は逃したものの今育成のテニスコーチとして後輩育成に励んでいるようです。

中には都立高校の選抜選手に選ばれた都大会上位レベルの子もいました。

今回は「逆輸入」…

加藤コーチから始まり、下川コーチに引き継ぎ、しんコーチが加わり、上手く成長を果たしてくれた選手がいました。

高校合格の報告とガット張りに来てくれたのですが、まさかのその先生の方向に行くとは(笑)

現実は小説より奇なり!

自信がなかったと学校に行くのも億劫だったと言う過去をテニスを通じて克服してくれた彼は精悍な顔つきでしかも、かなり頭の良い(偏差値の高い)高校に入学を果たしたようです。

本人が本気になって勉強したのでしょう。
テニスにおいてもコロナで試合が多く中止になった中、少ないチャンスをものにして努力の結果を出していました。

正しい方向性で取り組むと文武両道を目指せる、もちろん彼自身と彼の親御さんの正しい関係が交えたものだと思いますが、とても幸せな気持ちになれました。

テニスを通じて良い意味でつながっていられる、早速顧問の先生に朗報をお伝えできました。