歳をとらずに歳を重ねるといふこと

不惑の歳半ばに差し掛かった強く感じること。

それは「老害」にならないこと。

特に男性はこの傾向にあるようだ。

生物学的にも女性の方が「脳幹」が太く同時にいろいろなことができるらしい。

子育てしながら家事とか、仕事をしながら子育てと家事とか、もっと多くの悩みを同時に解決の方向へ向かわせる能力が高い。

それに対して男性は、とりわけ、自己承認欲求が強く、自己顕示欲が強いとも言われている。

生物学的事実への抵抗なのか?
それとも性質に甘んじた結果なのか…

生命を生み出す事のできる女性に対し男性は何も創造することができないため「アイデンティティー」を見失いがちになると言う説もある。


今は社会のシステムがようやく変わってきているが、一昔前は、男は外で働いて家族を守るためにお金を稼いでくる、小さな島を守るといった暗黙のルールがあり、最前線で戦ってきたが故に定年前後になるとこの無意識の中での勇気ある「行動」が自らの中で昇華できずに、感情のコントロールが暴走してしまった1つの形なのだとも言われている。

今私自身がテニスコーチとして幸せなのは、若い世代から学ぶことがたくさんあると言うことです。

20年近くなると当たり前のような「定義」が本能的に確認されます。

無論、この定義を破るような存在はほぼ皆無といっても過言ではないでしょう。

しかし、ほんの僅かな、そしてかすかな光を見落とさないように、ベテランだからこそ学び続けなければいけないとても大切なものがあるように思えます。

生きると言う事は学び続けなければならないと言う進化の掟を忘れずに邁進して生きたいと思います。