海賊の生き様とテニス人

ヴィンランドサガ

中世ヨーロッパ以前を描いた作品でした。
端的に言えば「海賊の生き様」の話です。

正直、初めの方は理解し難いストーリーでしたが、回を経るごとに「海賊」としての在り方が、男としての「在り方」を示しているように感じました。

人として「どう生きるか!?」…

だらだら長く生きるのか…
毎日を明日死ぬかのように覚悟を持って歩むのか…

他人に認められるよりも、己が道を信念を持って進むべきなのか!?

しかし一方で、その過程では「他人に認めさせる存在」でなくてはならない…

奴隷制度が当たり前だったこの時代の「正義とは何か…」

人生の折り返し地点に差し掛かった43歳として…
逡巡するなら薔薇の上でも歩み続けようと思わされた作品でした。

いちテニス人としてどうあるべきなのか…
テニスを通じて人生の何に影響を与えられるのか…