嫉妬から憧憬、羨望から成長へ

フェデラーが40歳になってもなおトップに君臨し続ける理由は様々ですが、その1つとして「技術力の高さ」があります。


テニスを始めた頃にこの技術は成長を開始します。

決められた型ばかりを教えられてしまうと本人の体の使い方が十分に発揮されない場合もあります。


特に日本においては真面目さが指導において悪く出てしまうのがテニスの世界。
横向きマフラー、踏み込みながら打つ、とりあえず前に出る…



個人的には南米のラテン系のコーチの良い加減の適切差が好きな加藤です。

先見の明があるにも関わらず、言葉を飲みつつ選手のテンションを上げていく、必要なときに言葉を少しかける。
ルーツはヨーロッパにあることが多く、騎士道と武士道に通ずるものがあるのでしょう。

石田コーチはトレーナーの資格も有している上、必要な技術を特に運動連鎖がうまくできない人たちに個々に合わせて適材適所でアドバイスすることにたけています。

ストロークの「しなり」やサーブの「運動連鎖」などなど、段階の踏み方が秀逸です。


19歳の時に足の形が人と違い選手生活は続けられないと言われたラファエルナダル選手が現在もトップとして活躍できるのは、「気持ちの強さ」にあります。

技術の成長はもちろん、その根底にありますが、なによりも困難や課題を自分自身で克服する能力の高さが幼少期の頃から培われているのが彼の素晴らしい点だと思います。

心がしっかりしていなければ、自分自身への試練を乗り越えることができません。
このことはどの分野においても共通しています。

しんコーチのアプローチの方法は技術はもちろんですが試合の中での気持ちの持ち方、態度の表し方、取り組み方を実体験を交えて伝えてくれます。

普通、このように考えると「厳しさ」が表に出るような考えは多くありますが、これに反して彼は「優しさ」が出てきます。

自分自身でどうすれば乗り越えなければならないのか、文武ともに無駄に時間を割いて、ただただトータル何時間取り組んだと言うことを美学のように論じても、結果が出る人でない人が出てくるのは過ごした時間の思いの深さに関係してきます。


興味を持つ時、「楽しい」と言う気持ちが先に来ることで、そしてその「楽しい」を積み重ねていくことで「厳しさ」や「考える力」を養うことができます。
そっと手を差し伸べてあげる、楽しければ自己肯定感も上がりますし、エフィカシーも高くなります。

牧野コーチは本当に上手、叱られても笑顔の子供を見るとこれが愛情なんだなと強く感じます。

女性のコーチは口調と気性が厳しいイメージが割とあると思いますが、彼女はその限りではありません。

マザーテレサなのかナイチンゲールなのか……


何か1つ楽しいと言う成功体験を身に付けることでその後の人生は大きく有意義に意味のあるものになってきます。

本能的に感じ取れることすごく大切だと思います。

彼女はそれをいとも簡単にやってのけます。

おてんばお年頃真っ最中の女の子もなぜか彼女の言うことは素直に受け入れます。

下川選手や吉川選手は未来のロジャーフェデラーやラファエルナダルをを日本人版として体現してもらおうと思います。

彼らの練習は、興味深いものです。

学舎を日々拡大しつつ!精進、精進っ!