ありがちなのは「威力のあるボール」を「速いボール」と勘違いしてしまうことです。
オープンスタンスで打つことになれてきた時にやりがちなミス…それは「踏み込みながら助走をつけること」です。
基本的に右足に体重を乗せて右足を軸に捻ると、ボールを打ち出す時に、右足の踵からふくらはぎ太もも、お尻の順番で回転運動が生まれ、同時に莫大なエネルギーが生まれます。
だからこそ、打ちたい方向とスイングしていく方向が異なります。
案外そのことに気づいている人は少なく、実際にアドバイスをしてもなかなか本当の意味で理解していただけないことがあります。
このエネルギーをコントロールできずに気がつかないままスイングが減速したり、前述したように踏み込む力でラケットをスイングしようとしてしまいます。
ボールの威力とは①スピード、②落差、③回転量、これら3つが共鳴し合うことで生み出すことができます。
そして何よりも、ラケットヘッドが適切に「動く」「加速する」状態になければなりません。
後は打点をしっかり前で取ること、ボールに対してラケット面が垂直で当たるように心がけましょう。
オープンスタンスは最新の打ち方と言うよりも、今では当たり前の打ち方であり、一般プレーヤーにとってもテニスを心地よく、真剣に向上させるためにも欠かせない技術となってきます。
ただしく身につけるとより楽しくテニスできるかもしれませんね。
