速い球と強い球の違い

「速い球」「強い球」この2つの打球の意味合いは似て非なるものとなります。

テニスボールを速く打つことはスピード変調になってしまい、体の軸はバラバラ、打点もバラバラ、フットワークはボロボロ、まさに地に足がついていない状態を地でいっている感じになります。

強く打つことはボール自体の速さだけでなく、回転量、変化の割合、ときには遅さが武器となる意味合いを内包しています。

「速い」の意味は、動くものの進みが著しいと言うものであり、「強い」の意味は、(しんがしっかりしていて)力が豊かだと言うものです。

この理由からも、「強い」ボールを打つ事はテニスに必要不可欠な要素であり、個人個人に合わせて深く掘り下げていく意味のある言葉だと思います。

多くの人が目先の速さだけにこだわってしまい、本当のボールの「質」を見失いがちです。

速さがあってもボール自体の強さや凄さがないと、いわゆる「軽い球」になってしまいます。

他方で、スイングのスピードを落として緩く打ってみたり、軽く当てて返したり、通常の力を「100」としたときにこれらの力が「30や40」の力で返球していると技術はおろか、フットワークさえ落ちてしまいます。


「強い球」しっかりと探求できるように提供し続けていきたいと思います!!

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