割と思春期の子達に相談を受ける今日この頃。
ある子は「テニス続けないかも、知れません」と、涙目に言いました。
「どうしたの?」と聞くと、「サーブが入らないし、上手くいかない、そこまで好きじゃない」
(なんか変だな?)
でも、好きじゃないなら辞めても良いと思うけど、上手くいかないのに諦めるのは何事に対しても投げやりになる人になっちゃうよ・・・と話しました。
そしたら部活の話・・・
なんだか部活で上手くいってない??
部活って周りに合わせてテニスをするのが正しいみたいな雰囲気があります。
その子は凄く一生懸命で、温度差が違った。
ほぼ初心者からでもレギュラーになる事ができたし、割と不器用なのを知っていてひたすら努力するタイプ。
周りは少し熱い子がいると、からかう傾向にあります。
しん選手はそれを跳ね除けて無視して己と闘い成り上がってきました。
(人はそれぞれなのでここでは話をしませんでしたが)
僕は「部活が好きなの?テニスが好きなの?」と訊くと。
「テニスです」と即答。
(これはテニスが嫌いで辞めるパターンじゃないな・・・)
どうやら、親御さんにも咎められて部活に行かないならテニスをやっていても意味がないのでは?と言われた様子。
(しかしながら、思春期の子は家庭内では絶賛反抗期だったりするので色々あると考えながら)
「じゃあ、テニス好きなんじゃん!」
「(目を凝視して一回深くうなずく)はい」
大好きだった人と別れざるを得ないかの如く見つめるその眼差しは嘘偽りのない本物でした。
本人には部活に行かない選択肢は(理由がはっきりしていたので)正しい選択であると伝えました。
飯島コーチは部活に入っても上手くならない/強くならないと感じたため辞めて今に至ります。
残念ながら、集団心理が悪く働いたパターンです。
高い志がある中で、他のみんなが心地悪く感じると無意識のうちに「creative avoidance」創造的回避を始めます。
つまり、志の低い方に引き込もうと邪魔をします。
馬鹿にされたり、からかったりするのもこの要素の1つです。
部活は教育の場であり、特別な指導者がいる場合を除き、テニスが上達する場ではありません。
このまま好きなことを取り組んで、自信を育んでいたテニスを取り上げられると恐らく、この場では語りたくないような末路になってしまう恐れがあります。
今までに何軒か間接的に見聞きしてきたので流石に「好きにしろ!」とは言えません。
本人には「テニスが好きでやりたいなら、親御さんにかけあってあげるから言いなさい」と一言。
ここまでは指導者としてのやるべき事。
思春期のこう言った、将来的に一笑に付すような事件でも渦中にいる当事者である子と対峙した時は最前最大の策を弄してあげなければなりません。
こちらの全力は本人には伝わります。
大事の前の小事!
小さなことからコツコツと!
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