上半身の難しさとKEYPOINT!

先日は下半身のお話。

↑こちらをご参照ください!

本日は上半身のお話。

テークバックから始まり、ラケットヘッドダウン、インパクト、フォロースルーと一連の流れは今昔同じなのですが、まず、テークバックの概念が大切になってきます。

ラケットを引く事=テークバック=開始動作と解釈しがちですが、大切なのは「上体のターン」!
実は一般的概念なテークバックはそのあとの動作を指します。

ジュニアや初心者を教える時に「はい!ラケット引いて〜」と言いますが、これは1番大切な打つまでの動作▶︎ボールに当たる最重要課題を意識させる手法であり、スイングの最終形態ではありません。

ただ、全く打てない人が上体のターンを教わってもヘッドダウンせずにスライスの当たりになる傾向が強いため、この方法が用いられます。

段階を踏めるコーチであれば、この後に上体のターンを指導します。

また、同じような理由で、「構えて!」とか「スプリットステップして!」最近では「ニュートラル!」なんて言って、その動作を強調するケースが少なくありませんが、こちらもケースバイケースで、感覚が良かったり、球技が得意な人は容易にできますが、運動が苦手だったり、非球技のスポーツをしている武道や陸上、水泳、ダンスなどにも当てはまるのですが、かなり難しい。

テニスで何が大切か?

【ラケット】に【的確】に【無駄なく】ボールに【力を伝えること】にあります。

構えやスプリットステップなどを先にさせてしまうと、その動作がメインになってしまい、肝心なインパクトで効率よく、順応性のあるボールを打てなくなってしまいます。

足を動かして〜とおしっこしたい子供?おもちゃを買ってもらえなくて駄々をこねる子のようにバタバタとさせる場面もジュニアでしばしある風景ですが、これが優先的にインプットされてしまうと肝心な打球センスが磨かれなくなります。


先ずはインパクトから逆算した打ち方と、それを下半身から如何に伝えるか?
今年のテーマにしてみてはいかがでしょうか?