お母さんってよく見てる?…マザコンとの境界線

最近、ふと気づいたことがあります。

それは、お母さんという存在がどれだけ子供の人生に影響を与えるか、そしてその偉大さです。

46歳になってようやく、このことの本当の意味を理解でき始めたように思います。

まず、お母さんの言うことは本当に正しいことが多いです。

子供の性格や良いところ、悪いところを誰よりもよく知っていて、その上で適切なアドバイスをくれます。

私が幼い頃、母は私の悩みや喜びを共有しながら、的確なアドバイスをしてくれました。

それが時に厳しく感じることもありましたが、今振り返るとすべてが私のためだったのだと理解できます。

母親の見守る姿勢もまた、特別なものがあります。

成功者の背後には、いつも縁の下の力持ちとしての正しき母親の姿勢があります。

スポーツでも学問でも、母と子の関係性は非常に重要で、母親のサポートがなければ成し得なかったことが多いです。

私が会社を辞めると決めた時のことを思い出します。

苦労して大学出してもらったので母に怒られるだけでなく、勘当されるかもしれないという恐怖を感じていました。

しかし、母はあっさりと「テニスだけは、あなたが自分で初めてやりたいと主張したもの。だから仕方ない」と許してくれました。

この言葉にどれほど救われたか分かりません。

気がついてみれば、私はテニスコーチになって22年目を迎えようとしています。

母の言葉があったからこそ、今の私があるのだと感じています。

もちろん、これが全てではありませんが、人生を振り返ると、やはり母の存在は非常に重要であることが分かります。

これは母親の代わりをしている人にも同じことが言えるでしょう。

母の愛は形を変えても、子供にとっては大きな支えとなるのです。

勿論、「慈母愛子(じぼあいし)」なのか「我田引水(がでんいんすい)」なのかによって結果は大きく異なりますが。


子供の頃、私は習い事をやめたがるたびに母に止められました。

また、友達の家に泊まりに行くことやカラオケに行くことも許されず、当時は厳しい制限がありました。

しかし、東京の大学に受かった時に上京し、今ではなぜ母が私に厳しくしたのかが理解できます。

将来を見据えて、私を育てるために必要なことをしてくれていたのです。

母は私のために時には悪役を演じ、私を守り育てるために苦心してくれていたのだと思います。

私の場合、母方の祖父母もその役割を担ってくれていました。

大黒柱として私を支えてくれていたのです。

結局のところ、生まれてくる直前までは、XX染色体を持つ女性としての段階を経て、XY染色体として男性になっていくという事実があります。

これは、生物学的な性差だけでなく、家族の役割や関係性にも影響を与える深い事実です。

こうして振り返ると、母親という存在がどれほど大切か、そして彼女たちが子供の人生にどれほど大きな影響を与えるかを改めて感じます。

母の愛と支えに感謝しつつ、私もまた次の世代に培われた利他のために使うべきスキルをその恩を返していきたいと思います。