『神様アンテナを磨く方法』桜井識子

お世話になっているある社長のルーティーンワークを聞いた時からふに落ちるようになりました。

直接的には本書とは関係ないのですが、彼の言っていたことと、こういった世界のあり方がリンクしているように思えたのが手に取ったきっかけでした。

桜井識子の『神様アンテナを磨く方法』は、霊的な世界への洞察と日常生活におけるスピリチュアルな実践を探求する一冊です。

ちょっとお風呂場で読んだので写真がよれている点はあしからず…。


彼女は、ブログでの発信をきっかけに広く認知され、この本を執筆するに至ったようす。

この本では、神社仏閣への参拝、日々の生活における小さな出来事への意識、そしてそれらが私たちの精神的な成長にどのように影響を及ぼすかについて深く掘り下げています。

1962年広島県生まれの桜井識子さんは、霊能者の祖母と審神者の祖父から受けた影響を背景に、1000社以上の神社仏閣を訪れた経験を持ち、その経験から得た知識を知恵として分かち合っています。

本書では、参拝中に風が吹くことが神様からのメッセージであるといった具体的なスピリチュアルな解釈や、喪中や生理中の参拝が神様に歓迎されないという考え方を紹介し、神仏との交流の深さを伝えています。

私たちも生きていく上で「思いもよらないこと」に遭遇します。

これを「縁」だとか「運」だと言葉にするのは簡単ですが、これって何か目に見えない世界の高次元のエネルギー反応の賜物ではないかと感じます。

げん担ぎなどもこういったものに帰属するのだと思います。

特に注目すべきは、トイレの神様に関する章で、トイレを清潔に保つことが金運を高めるというユニークな視点を提供しています。

また、四つ葉のクローバーを見つけることや神社の絵馬が風に揺れることなど、日常の小さな出来事が神様からの愛のメッセージであると解釈しています。

桜井識子さんは、科学の進歩が目に見える現象に焦点を当てる一方で、人との出会いや運命の巡り合わせなど、目に見えない側面にも意識を向けることの重要性を説いています。

彼女は、オカルトや心霊現象を超越した、直感と感覚に基づくスピリチュアルな実践を提唱しており、これは全ての年齢層や性別の人々にとって重要なスキルであると考えています。

『神様アンテナを磨く方法』は、霊的な世界や日本の神道、仏教に興味がある人々だけでなく、自己成長や人生の豊かさを求める全ての人々にとって価値ある一冊です。

この本を通じて、読者は日常生活の中で神様や仏様とのより深いつながりを感じ、日常の中に新たな意味を見出すことができるでしょう。

桜井識子さんの洞察は、スピリチュアルな感受性を高め、より充実した人生を送るための道しるべとなることでしょう。