しかしながら、その凄さは一目瞭然のものではなく、しばしば「普通」として捉えられることが多い。
では、なぜこれほどまでに凄いと感じる人々が、他人の目には「ふつう」に見えてしまうのだろうか？
これにはいくつかの理由が考えられる。
まず、真に優れている人たちは、その実力や才能を前面に出すことなく、謙虚に生きる傾向がある。
彼らは、自らの実力を認識しており、それを鼻にかけることなく、常に次のステップを目指して努力を続けているのだ。
この謙虚さは、周囲の人々に自然と「凄さ」を感じさせる要因となっている。
また、これらの人々は、自らのオーラや存在感を意識的に隠すことができる。
彼らは、自らの力を存分に発揮する場面ではない限り、そのオーラを消してしまい、周囲の人々と変わらない「普通」の人間として振る舞うことができる。
このオーラのコントロール能力は、彼らが長い時間をかけて培ってきた結果であり、それが他者にとっては見えにくい「凄さ」となっているのだ。
そうした人たちに出会い、彼らとの関わりを持つことは、私にとって非常に価値ある経験となる。
彼らの独特のオーラや存在感、そしてその背後にある経験や努力、考え方から得られる知識や洞察は、私たちの人生の中で新たな視点や理解をもたらしてくれる。
では、どのようにしてこれらの「凄さ」を感じ取ることができるのだろうか。
私の方法としては、一挙手一投足に心を傾けて感じるようにすること。
自分自身を飾らないこと。
表面的なものではなく、その人の言葉や行動の背後に隠された思いや経験を感じ取ることで、真の「凄さ」を理解することができるのだ。
このような経験は、文字通りの「学びの場」となる。
真に凄い人たちとの出会いや交流を通じて、自分自身の価値観や人生の捉え方を再確認し、新たな方向性や目標を見つけることができるのだ。
そして、それは私たち自身が他者にとっての「凄い」存在となるための道しるべとなっている。
私たち一人ひとりが、自らの人生の中で出会う「凄い」人たちとの関わりを大切にし、彼らから得ることができる多くの学びや経験を通じて、より豊かな人生を歩んでいくことを願っている。
たかがテニスコーチ、されどテニスコーチ、遠い将来、私も彼らのように何かを超自然的に与える存在になりたいと切望する。
この気持ち自体がある間はまだまだ未熟だというパラドックスをかかえながら。。。