「言葉の本質とテニスの探求」

最近強く、僕が日々感じるのは、言葉の真の価値とその影響力。

星のせいなのか、人として少し成長したのか…笑


テニスコーチとしての日々を過ごす中で、人々とのコミュニケーションの奥深さを深く感じるようになってきました。

テニスは単にボールを打ち合うゲームではありません。

それは心と体、技術と情熱が一体となって形成される芸術です。

技術だけを追い求めることは、確かに一つの方法。

しかし、技術がどれだけ高くても、心がそれに続いていかなければ、真の力を発揮することは難しいと僕は考えています。

「化ける人」や「大器晩成」と言われた人は実はこれらが蓄積されていたものが一気に爆発したのだと思います。


アドバイスをする際、何かを上から教えるのではなく、僕が心から感じ、経験したことを伝えることを大切にしています。

その背景には、プレイヤー自身が心と体、技術と情熱のバランスを見つけられるようにサポートするという信念があります。

日常の練習や雑談の中でも、ただのテクニックの指導や話題の共有だけではなく、相手の心に触れ、一緒に深い絆を築いていくことを心がけています。

そして、その結果として、技術の向上やコートでのパフォーマンスの向上が実現されるのです。

技術と心。この二つはテニスにおいて切っても切り離せない要素です。僕はプレイヤーと一緒に、この二つの要素を調和させていく挑戦を続けています。

とはいえ、このバランスを常に保つのは簡単ではありません。

だからこそ、僕たちはコミュニケーションを深めることの重要性を常に意識しています。

相手の心の声をしっかりと聞き、理解し、そして共感する。これにより、僕たちはお互いの理解を深め、一緒に成長していくことができるのです。

また、心の声とは、表面的なものではなく、1種の「潜在的」なものや「無意識の欲求」だったりします。

だからこそ、なおさら難しいのです。

テニスコート上での成果は、このような日々のコミュニケーションの積み重ねから生まれると僕は信じています。

それは単なるゲームの勝利だけでなく、人としての成長や、人生における価値ある経験を手に入れることを意味します。

結局のところ、テニスとは技術や戦術だけでなく、人間としての成長や深い絆を築くプロセスでもあるのです。

そして、その中心には、真実の言葉と真摯なコミュニケーションが存在しています。

しかしながら、真摯なコミュニケーションと、真実の言葉と言うものはマニュアル化することのできないものであり、お互いの人生で培った経験の主体性が飛び交うと思います。

相手に移動しすぎず、自分の主義主張を唱えすぎず、形式ばった言葉ではなく、タメ口すぎる教養のない戯れ事ではなく、心が響くままに、プラスの情動ともに、お互いが組み合わされる「本音」なのだと思います。

少し難しい文章になってしまいましたが、詰まるところ「楽しく、そして、愉しく」あることこそがテニスの姿なのだと思います!