ボールとともに、心をつなぐ - テニスコーチとしての日々からの学び

私がテニスを始めたのは、18歳の大学生の時でした。それより前は、中学時代に地域で下から2番目程度の弱小軟式テニス部に所属していました。大学に進学してからは、しばしば「下手だ」とか「センスがない」と言われました。しかし、そんな私を放っておかず、一人の先輩が熱心に面倒を見てくれました。彼の熱意あるサポートにより、私のテニスへの情熱は日に日に高まっていきました。

その先輩の存在がなければ、私はテニスをこんなに愛することはなかったでしょう。彼の姿勢や献身的なサポートが、私にとっての「真のコーチ」の姿でした。その感謝の気持ちを胸に、私は社会人を経て、脱サラしてテニスコーチを目指す決意を固めました。

私が会社員だった頃、時には嘘をついて利益を得ることがありました。しかし、テニスコーチという職業に転職してからは、お客様と生で対峙するため、努力がそのまま結果としてコートに反映されます。この誠実さが、私がテニスコーチとして感じるやりがいの一部です。

練習の合間や休憩時間に、お客様からのプライベートな話を伺うことも。ある日、お客様が「テニスを始めてから仕事のストレスが減った」と教えてくれました。テニスをすることで、日常の疲れやストレスを忘れ、心が軽くなったとのこと。そんなお客様の変化を間近で感じることは、私にとって最大の喜びの一つです。

最後に、私を支えてくれた先輩への感謝の気持ちを忘れず、これからも多くのお客様との繋がりの中で、テニスを通じての喜びや感動を分かち合いたいと思います。