ケガと付き合うと良いことが起きる!?

実は、つい数週間ほど前「ぎっくり腰」っぽい症状を引き起こしました…。

おはようございます。加藤です。

「怪我をしたなら休みなさい」と少し前までは言われていました。

しかし、スポーツ科学が進み、筋力低下、運動能力低下を考えると、必ずしも完全療養をしない方が良いと言うアドバイスも増えてきました。

周りのテニスに一生懸命のお客様を見ていると、後に気になって、ほとぼりが冷めた頃に聞くと「実は…でした。」とおっしゃることも少なくありません。

ある人は「打ち方が悪いから、動き方が悪いから」といつ練習に勤しんでいらっしゃいます。

もちろん、個人の考え方や状況にもよりますが、結果として「自分を俯瞰する」ことで、無理のない程度に続けていくことが上達につながります。

しいては将来的に危惧される身体機能の低下を予防することもできます。

さて、私は何故かと言うと…

はまり始めた筋トレで…、ベルトなしでデッドリフトを(大した、重さもないのに…)持ち上げたときに、もしかすると、スクワットをするときにほんの少し…軸が歪んでしまい痛めたのだと思われます。

レッスン中と言うよりも、レッスン前後に違和感と若干の痛みがあり、「あー多分この動作の時に横着してるんだな」と感じるようになりました。

右足を下に叩きつける癖があるようで、内股気味なのもあり股関節が標準の位置よりも中に入ってしまう状況が繰り返されたのだと感じました。

また、ちょっと調子に乗って、いつもよりほんの少しだけ高い負荷を無理矢理トレーニング中にかけたことも起因しているなと思いました。

トレーナーの資格を持つ石田コーチにも体について話し合うことがあるのですが、やっぱり「間違ったフォームを身に付けてしまうと、正しいフォームを身に付けるには、通常の2倍、3倍時間がかかる」のでしょう。

昔、我流でやっていた延長で鏡を見て、以前よりも肌には欠けていたのですが、無意識のうちに(特に疲れてくると適当になりがちで)体に負担をかけていたのだと理解が及びました。

なくて7癖!あって48癖!

痛みを抱えながらも少しずつ正しい方向で、テニスの動きもトレーニングの動きも実施していると、不思議と痛みを感じない、または緩和できる方向がわかってきました。

今はもう元気いっぱいで、通常以上に動くことができるようになりました。


何かの本で読んだのですが、人間は「ホメオスタシス」と言う機能が備わっています。

簡単に言うと、無理をしすぎて死なないように、どちらかと言うと「怠ける」ように「回避する」ようにできているのだそうです。

だからこそ「ほんの少し無理をする」事は体にとって良いものだと僕は思います。


何はともあれ、お客様から学ぶことが多かったからでしょう。

少しそういった方々の仲間入りができた幸せな気分を感じた今日この頃でした!

ほんのちょっとだけ頑張る!
もっと頑張りたいと思った時にやめる!
この繰り返しをコンスタントに続ける!

これが、人生においても、テニスにおいてもトレーニングでおいても重要なのだと強く思うようになりました。

夏は暑いので無理は禁物です。
しかし自分自身を俯瞰することで少しレベルアップできた自分が未来に存在するのだと思います。