死刑囚200人最後の言葉

ふらっと寄ったブックオフで、まさかの2021年に発刊されたものが、110円で販売されていました…。


クオリティーよりもタイトルと価格の安さに惹かれて購入しました。

こういった本はあまり少ないだろうと思いながら、手に取りましたが、案外獄中で書かれた本が出版されたケースはしばしあるようでした。

本書は獄中生活をしている死刑囚が、どのような罪を犯して、どのように最期を遂げるのかといったような内容が簡潔に書かれています。

当初、200名全員のケースが書かれていると思いきや、代表的な人物がピックアップされている景色でした。

十人十色とは言いますが、それぞれの生涯が記されています。

過去にどのような事件があって、どういうような犯罪があったか、現代は昔より悪くなったと言われることもあると思いますが、過去にもとんでもない次元があったことを学びました。

自分が人をあやめているのに、助かりたいと思う人間もいれば、潔く極刑を受け入れる人もいる…。


どの社会においても、いろいろな人がいると言うことを感じました。

興味がある分野ではありませんでしたが、人生と言うものを別の視点から見る良い機会になりました。

個人的にはお勧めできるとは言い難いですが、何か腹立たしいことがあったり、ふに落ちないことがあると読んでみても良いかもしれません。

また、ある受刑者の死刑執行までの一部始終が記されている文章は、個人的に詳細を教えてなるほどと感じることができました。

人生いろいろなことがあると思います。

これを読んでより自分自身やるべきこと(天命)を全うして長生きしていきたいと感じました。