伸びる子、頑張る子

気がつくと、テニスコーチの21年目を迎えることになりました…

初めの頃は役者を目指すために何かを得たい、大学親に出してもらったから何か社会の役に立つためにと。

体調不良で休んだのは、たった1日…

ご時世がご時世だったから、気合で許される電話あったかもしれませんが(笑)


そんな中気がついてみると、いろいろな人生の傾向があることに気づかされます。


必死に、1人の選手を育てようともがく中でいろいろな出会いがあり、多くの稀有な機会に恵まれました。


人生、いろいろなパターンがあるのですが、とりわけ興味深い事は「受験シーズンを続けてきてくれた子は人生の竹馬の友説」。

そして必ずこういう子たちはなんらかの形で成功を収めて行きます。

継続は力なりという言葉が昔からあるように、何かを続けると言う事は、結果として大成すると言うニュアンスもあると思いますが、副産物的に違った人生をキラキラさせるものを使っていくのだと思います。

ちょうど去年の今頃、受験勉強を取るかするか迷っていた子がいました。

高校の部活ものに入ろうか迷ってもいました。

でも結局のところ本人は辞めずに続けてくれました。

もちろん、受験の時や、模擬試験の時などは休んで別の日に振り替えてくれました。

気がついてみると志望校に合格!
テニス部にも入り、レギュラーの座を見事勝ち取りました。

さらにこれからは試合に勝てるようにと邁進中です。

なにかをきちんと続けられるというコトはとても大切だと実感しました。

確かに1週間のうちの80分の時間はたったの126分の1時間、1日あたり11分程度ではありますが不安とプレッシャーを考えると辞めると言う選択肢を多くの受験生がとる理由もわかります。


しかし、「精神的な不安」と「物理的な時間」は異なります。

多くの受験に失敗する子は「結局、家にいてゲームをしたり、マンガを読んだり…」とテニスをやれば良かったとその胸中を受験後に語ってくれることがあります。

結局のところ、「人生のサクセスストーリーの初めの分岐点」がこの時期なのだと思います。


受験や定期テストの時間配分は人生設計のプランニングにどこか似ています。

今は地区大会本戦を目指して勉強しつつ頑張っています。

きっと彼の人生は更に明るかなることだと思います。

何かを自分の意思で本当に決めると言うのは18歳までは難しいかもしれません、しかしながら、この時の選択肢の大切さは22年目を迎えた今でも感じざるを得ません!

何が正しい答えなのかは「その時」になってみなければわからないのですが、「なんとなく」周りの大人のプレッシャーを跳ね除けて自問自答する必要があるのかも知れません!

全力で頑張ってくれた彼には全力でぶつかっていきたいと思います!