成功のコンセプト

今、多方面で話題の楽天の三木谷さんが16年前に執筆した本!

最近、やはり「幻冬舎」注目せざるを得ないです。

楽天市場で有名になるまでの歩みや、仕事に対する意識の持ち方、今後の日本と世界の発見の展望を自身の夢を交えながら書かれています。

彼のように、社会に一石を投じることができる優秀な人物はその結果だけがクローズアップされがちですが、やはり多大な努力を努力と思わずしているところが否応なし垣間見えてきます。

実はインターネットショッピングは大手企業が参入をしていたと言うことも初めて知りましたし、頓挫しそうなビジネスを今の状態に昇華せしめたことも印象的でした。

20年前、インターネット上で商店街をするなんて、誰もが馬鹿げていると揶揄どころか耳をかさなかった時代なんてありえないと今では思いますが、やはり当時はそれがビジネスの「常識」でした。

まだ駆け出しの頃、無名だった会社の商品を得るために、得意先の商談の前に腕立て腹筋をしながら汗をかいて訪問した話や彼自身がテニスに夢中だったことから、部活をやっている人なら、誰しもが思う「球拾いの無駄さ」にまで言及している点がとても身近な存在に感じることができました。
(彼自身があったときに、球拾い制度の廃止をしたところは共感が持てました)


2023年となった。今読んでみると彼が当時書いた内容はリアリティーのあるものになってきていると感じました。

チャットGPTやメタバース、いろいろなコンピュータ産業(もはやこの言葉さえ死後ですね、笑)が加速度的に我々の生活を豊かにしていくのだと思います。

もともとテニススクールビジネスは日本でのみその独自性を発揮しています。

世界でも、これだけテニススクールが盛んなのは日本だけです。

もともとTOPVIPグループの総支配人の中嶋さんがビジネスモデルを作られたと言われています。

さて、今後のテニススクールはどのように変化していくのか?
直接的な大きな変化は、人と人が触れ合うスポーツである以上は少ないかもしれませんが、間接的に何か新しいエキサイティングなものを考えていきたいと思うようになりました。

本書には、テニスについての話は、深く掘り下げられていませんが、仕事への取り組み方や情熱の持ち方を失いつつある人は、一念発起できるような逸品になっていると思います。