憂鬱でなければ、仕事じゃない

10年ほど前にベストセラーになった幻冬者を創設した元角川書店の見城徹、サイバーエージェント創始者藤田晋の対談本。

仕事についての姿勢をそれぞれの格言からお互いの見地を述べている一冊です。


改めて思うことは仕事ができる人は体を動かすことにもストイックとだと言うこと。

初めて本を目にした時は、タイトルがネガティブだなぁと思いつつ、その時はお金をかけてハードカバーを買うほど本の価値を理解できていませんでした。

特に藤田社長は、出身大学が同じで、しかも大学内では「3K」(経済、経営、教育)と底辺の学部だと揶揄されていたところからの企業だと言うことからより一層、共感を持つことができました(頑張らねば)

何かを成した人、何かをなし得る人と言うのは、とにかく自分流を貫きます。

また、きっと要領が良いのだろうと思いきや、わざと遠回りをしてみたり、泥臭く誰もが諦めてしまいそうな努力を徹底して行ったりと、読み終わる頃には、成功者たる所以と、成功するための要諦を教えてくれます。

その中でも
①行く気がないのに、今度、飯でもと誘うな
②刺激しなければ、相手の心は掴めない
③自己顕示と自己嫌悪は「双子の姉妹」
④他者への想像力をはぐくむには、恋愛しかない
⑤無償の行為こそが最大の利益を生み出す

これらの小見出しとそれぞれの価値観を通しての意見はしびれるものがありました。


最近、Netflixでテニス選手のドキュメンタリー「ブレークポイント」というのが配信されているのを観ました。

特に僕は彼らがぽろっとこぼす、どれだけテニスに取り組んできたかと言うへ、覚悟と練習量に(当然、そのフィールドに立てるだろうと言う)納得をさせられます。

いつの時代も、努力と努力と思わないほど努力できる人が順に何かお話し得ることができるのだと強く思うようになりました。

何か自分なりの大きな野望があるのであれば、この本はとても参考になると思います!