テニスはなぜ難しいのか

これはテニスコーチを始めてからずっとテーマになっているものです。

いろんなアドバイスがあり、いろいろな指導方法があり、いろいろな考え方があります。

これは科学的に証明されている話ですが、(何度も聞いたことがある人は出ません。)勉強するときは脳から神経に伝達が行きます。

スポーツにおいては神経から脳に伝達が来ます。

つまり実際に考えてから何かをしようとすると、動作が不自然になり、違和感が残ってしまいます。

いろいろなアドバイスを受けても、なかなか上達しないと悩んでしまう人に朗報です。


結局のところ「良いアドバイス」と感じたことは間違っていないのです。


その人が伝えたいことはとてもいいかなっているのですが、実際に行ってみて「動作を繰り返す」ことでのみアドバイスをフィードバックできます。


また、アドバイスを伝えてくれた人が、本当に言いたいことを繰り返すたびに掘り下げていくことができます。

そして、その掘り下げたことを、さらに「自分の言葉」「自分の感性」に昇華しなければなりません。

だからすぐには上手くいかないのです。

義務教育で行う勉強などは「公式を暗記すること」や「単語や地名を覚えること」でおおよそ結果を出すことができます。

つまり、アドバイスを体現すると言う事は繰り返すことや反復動作を行うことと同時進行でボールに対する感性を磨くことに他ならないのだと思います。


さらに興味深いことは周りから見てうまくいっているように見える人ほど「まだまだ」と思っている点です。

結局のところ、常に昨日の自分を超えることなのでしょうね。