プロゲーマー

「高橋名人」くらいしか頭の中に浮かんでこなかった昭和から平成初期…

この職業をしていると色んな人に会うケースが少なくありません。

勿論、私語はレッスン状況によりケースバイケースですが少数やマンツーマンになった時には休憩がてら色んな話をすることがあります。

たまたまお会いしたお客様が、あるゲームの「世界大会」に出場されていると知りました。

学生時代は「プロゲーマー」だったと…

今は普通に働きながら、ゲームもされているようでした。

「プロゲーマーにならなかったんですか?」の一言に「そんな甘くありませんので…」とはにかみながらおっしゃっていました。

ちなみに世界大会は旅費から食費まで全て負担してもらえる上に入賞すると賞金も貰えると言う…

しかし話を掘り下げていくとゲームの時間が尋常じゃない…汗、ご本人も「楽しい」と思える時間よりも「義務感」に追われると吐露されていました。


何事も極めて、それでお金をもらおうとするならやはりそれなりの「対価」を支払わなければならないと学ばされました。

結局のところ、大成するのは氷山の一角、そしてその一角になるためには相当量の努力が必要と言うことです。

テニスでプロを目指しても、ゲームでプロを目指しても、それを生業とするためには嫌なことも楽しさの一部に変えなければならないのだと思います。

華やかな舞台の裏側には必ず血の滲むような努力があります。

それは昭和であっても、令和であっても不変の法則なのでしょう。

テニスコーチとして日々努力を厭わないよう邁進していきたいと思います。